こんばんは 「ようよう坂町」
今日は昨日からの雨。昨日のことを思うと、ホッとした
1日でした。今日で2月も終わりですが、1月はいぬる、
2月は逃げるということですが、2月も駆け抜けてしま
います。
さて、先週金曜日は、安芸郷心会の第7回テーブル
マナー研修会が広島市のガーデンホテルであったの
で、会員である妻とともに参加しました。
安芸郷心会とは、広島県が中心となって構成する21
ひろしま県内製品愛用運動推進協議会の「BUYひろ
しま」の”選ぶなら身近な良いものひろしま製品”
を合言葉に広島県内製品販売促進活動、マツダ車拡
販支援活動、会員交流を行い地域経済の活性化を推
進する会です。郷心会会員さまのお役立ち活動をお
手伝いしながら、マツダ車のPR活動を目的として
おります。
県内には13ヶ所の郷心会がありますが、商工会地
区は、マツダの本社のある府中町を含めた安芸地区
8町商工会だけでした。今では合併し、4商工会と
なっていますが、支所単位での構成のままです。
後は商工会議所地区です。
http://www.kyoshinkai.jp/kyoshinkai/1aki/aki.html
昨年の広島市のホテルでの総会風景です。
郷心会事業の一環である地域イベント協賛では、坂町
は毎年3月の「ようようまつり」に協賛をしていただいて
います。マツダ車の展示コーナーとして昨年はエコカー
として人気車「i-Stop」機能のあるビアンテの展示が
ありました。
また、会員交流としては、カープ観戦、Jリーグ観戦、
企業見学などとともに、テーブルマナー研修会などが
あります。会員価格で格安で参加できますので、会員
としてのメリットがあります。昨年のテーブルマナーは
和食会席でした。
マツダスタジアムでのカープ観戦もあります。
今年1月には初めての広島交響楽団鑑賞会があり
テーブルマナーも今回で7回目となりました。昨年は
和食、一昨年がフランス料理と、マナーもありますが、
おいしい料理が格安で食べられるということで、ほぼ
毎回妻とともに参加しています。今回は1万円相当の
テーブルマナーということですが、会員価格は4000円
と格安。年間会費1万円ですから、2人で参加すれば、
これだけでも会費のもとが取れます。
会場入り口にある案内です。広島ガーデンホテルさん
も会員です。
ですが、古典料理です。
安芸郷心会の事務局さんの司会で始まりました。
そしていよいよテーブルマナー研修の始まりです。指
導は広島ガーデンホテルの林料理長さんです。今回
はフランス古典料理での研修ですが、古典なくして現代
フランス料理はないということで、ぜひ17世紀から伝わ
る古典料理を楽しんでくださいと、古典料理の紹介が
ありました。
その後、料理長さんの乾杯の音頭で研修に入りました。
126名の参加者で会場は一杯です。
乾杯は私の好きなビールでした。
ークが並んでいます。今日ははしがありません。料理
が出てくる順に外側からナイフ・フォークを使うことはご
存じすね。上側にあるのがデザート用のものです。
が汚れた時は、その内側でふきます。途中でテーブル
を立つ時は、椅子の背に二つ折りにしたものをかけて
私も途中席を離れる時、早速実践しました。
まずアミューズとして「ポンレヴェックチーズ メルバト
ースト添え」です。アミューズは前菜の前に出るもので、
食前酒の供です。アミューズがなく、前菜から始まる
ことが多いようです。ポンレヴェックチーズはチーズの
原型です。
仕立て」です。フォアグラはガチョウの肥大した肝臓
ですが、世界三大珍味の一つです。会場からは自分
の肝臓もこうなのかなとの声も聞こえます。
料理はスープからが始まりです。今日のスープは「コン
ソメスープ セルステーヌ」です。
見た目は単純ですが、非常に手間がかかっています。
このスープは2日間かかって作ったものです。
スープは飲みものでなく、食べ物です。スプーンは、鉛
筆を持つように持ち、手前から外へとすくっていきます。
スプーンに入れる量は2/3ぐらいです。音をたてないよう
に食べます。
ここでパンが出てきます。このパンを食べるタイミング
は、スープからデザートまでの間です。パンの食べ方は、
一口で食べられるように、ちぎって食べます。
食事を楽しくするためには、やはり飲み物が必要です。
白ワイン、赤ワインがそれぞれの料理についてきますが、
私の大好物なのはビールです。これが飲み放題なので、
うれしい心配りです。
白ワインは魚料理の時です。今日のワインは「アロン
魚料理は「伊勢海老のヴァプールとスズキのパイ包み
焼き ショロンソース」です。126人分の伊勢海老を
そろえるのは大変だったのでしょうか。大小のバラツキ
がありました。私のは小さかったので、妻の大きな伊
勢海老を借りての撮影です。
今回は伊勢海老で、頭と胴体が別れていますが、魚の
頭がある場合は、頭をフォークで押さえて、上半分の
身を、次に下半分をナイフで切って食べます。
裏側の身は、魚は裏返さずに、ナイフで骨をとってから
同様の食べ方をします。魚のみを残さず、どれだけきれ
いに食べられるかがマナーです。
フォークで食べる場合、刺すか腹にのせて食べます。
魚料理を食べ終わった後、お口直しのシャーベットが
出てきます。「柚子シャーベット」です。これはこの後出
てくる肉料理のと間に出て、前の料理のお口直しです。
食べ、飲むほどに会場は和やかになってきます。
料理長も各テーブルを回り、いろいろと説明、交流を
されています。
肉料理は「牛フィレ肉のソテー リードヴォー添え 昔な
がらのベリグーソース」です。リードヴォーは子牛の胸線
肉で、成牛になると、なくなる貴重な部位です。
サラダが出てきますが、これは肉で使うフォークで食べ
ます。フォークでさすか、腹(内に曲がった方)にのせます。
赤ワインは肉料理の時で、「オーガルディナル」という
赤ワインです。
接がれるままに飲みましたが、そばにはお口直しの
ビールがあります。
デザートは、「オレンジのプディングにオレンジのコンポ
ート添え」で、オレンジのカリッと感が珍しかったですね。
最後のコーヒーは、食後の消化を助けるためで、今回
はデミタスです。コーヒーカップの取っ手は最近ブラック
で飲む人が多いので、右側で出てくることが多いようで
す。角砂糖はポンと入れずに、スプーンにのせてゆっく
砂糖は、右手でスプーン、左手で取っ手を持って混ぜ
飲む時は取っ手を右手で持って飲みます。
ナイフとフォークの置き方は、料理の途中では、“ハ”の
字、ナイフは刃先を内側、フォークは背を見せて置きます。
食べ終わった時は、そろえて置きますが、置き方は各国
で違います。3時がフランスです。この時のフォークは上
4時がアメリカ方式です。日本もこの位置のようです。
6時はイギリス式です。
食べ終わって退席する時は、丁寧にたたまず、無造作
以上でテーブルマナーは終了です。最後は宴会部長さ
んのお礼と今後のお引き立てをお願いしますとの挨拶
かくして、堅苦しいと思っていたフランス料理のテーブル
マナー研修会も、和やかに楽しく終えることができました。
そして素晴らしい出会いもありました。また、珍しくしかも
おいしいフランス古典料理、ビールやワインもそこそこ飲
ませていただき、これだけでも大満足です。
それに加え、知らなかったマナーを教えていただき、大
いに勉強になりました。
安芸郷心会の皆様そしてガーデンパレスの皆様には感
謝申し上げます。ありがとうございました。