こんばんは 「ようよう坂町」
地域の支え合い、地域福祉の向上のため、坂町では
住民福祉協議会という組織が、町内に１６会あります。
他地区では自治会とか町内会といった組織でしょうか。
昭和５１年に町内統一で再編されましたので、もう３５
年になりますね。当初は１３会でしたが、新しい地区の
誕生ということで、現在は３会増えています。
わが地区は横浜二部地区住民福祉協議会です。設立
以来役員をしていますが、現在では事務局担当です。
その理事会が昨夜集会所でありました。
現集会所は、地区の方が亡くなられたため、寄付して
いただいたものです。当会は坂町に届け出、「地縁団体」
として、町の認可を受けた法人組織となっていますので、
この土地・建物は会の所有となっています。
この集会所では、昨日紹介した「ふれあいサロン」のほか
に老人クラブの月例会、子ども会行事、住民協の役員会
など結構の利用があります。
年明けには、「とんどまつり」用のもちを全世帯に配るた
目のもちつきも行われます。
この集会所が老朽化したため、昨年度から現在地へ
の建て替えを、建設委員会を設置し検討してまいりま
した。その総事業費は約４千万円ということで、基金
町補助金をお願いしても約１千万円不足なので、住民
の皆さんにご寄付をお願いしなければならないので、
建設計画を含め、４月総会を前にした理事会で、まず
承認していただこうと建設委員会の結論でした。
ところがその理事会の前に、現集会所に隣接した家を
売却するとの新聞チラシが入りました。土地が１００坪
余り、建物付きで１，１８０万円と格安でした。車が入ら
ないので、安いということで、早速不動産会社へ連絡し
ました。
建物は１００年ぐらい前の古民家ではありますが、なかな
かしっかりした建物のようで、改修すればそのまま、しば
らくは集会所で活用できそうです。
建設委員会で検討し、確認申請を提出する直前でしたが、
待ったをかけ、この物件の購入に向けて協議しました。
購入費を含め、改修をしても基金内で収まりそうで、住民
へのご寄付をお願いしなくてもいいということで、理事会に
提案したら、承認されました。
そして、４月下旬の地区総会にその購入と、改修予算
などを提案し、承認されましたので、不動産会社と売買
契約を行いました。これ当会の所有する土地は１７０坪
となり、現在は車が入りませんが、将来的には車の入る
可能性もあり、そうなると土地の価値もあがったり、駐車
場として近所の方に賃貸し、収益も生れてくることも予想
されます。
その後、集会所建て替えを検討してきた建設委員会を
改修委員会に改称し、改修について協議してきました。
古民家なので、田づくりの部屋になっており、ふすまを
はずすと、かなりの広さになります。
台所も現状で使えそうです。
離れの小部屋は、ちょっとした役員会や控室にも
使えそうです。
中庭があり、ここではもちつきなどに使えそうです。
ただ立派な庭があり、大きな石や松があり、これを
どうするかということですが、当面そのままにしようと
いうこととなりました。
右が現集会所です。現集会所は改修終了後は
解体し、一体として整地する予定です。
昨夜の理事会では、改修計画案として、改修日程と
予算が協議されました。予算については、土地・建物
購入費のほか、改修費、現在の集会所の解体、整地
費、備品などの購入費を含めて、２，５００万円の基金
内で収まりそうです。
改修日程としては、１１月末までに改修を終え、備品
などの移転作業を行い、現集会所の解体、整地を
年内に行い、来年早々もちつきを兼ねて、落成披露
をしようということとなりました。
永年取り組んできた集会所の建設問題は、思わぬ
隣接地の購入という展開になりましたが、実はこの
古民家は、私が小さい頃過ごした家のすぐ隣りで、
持ち主もお父さんが亡くなられ、娘さんが相続されて
いました。もちろん娘さんも知っていますし、その御主
人が高校時代の同級生というご縁でした。
全く見ず知らずの方が購入されるより、住んでいた
地区の方のためになるのならと、喜んでいただきま
した。こういうことってあるのですね。本当にありがたい
話で、急転直下、集会所計画の変更、そして今夜の
結論になり、改修計画が進んでいくことになります。
どういった集会所になるか、楽しみでもあります。