こんばんは 「ようよう坂町」
毎週金曜日の朝7時からは「積極人間の集い」
です。まず40分間ゲストスピーチがあり、その
後1人1人の会員スピーチがあり、8時30分に
終わります。毎週のゲストはほとんどが会員の
紹介です。謝礼は交通費程度の謝礼です。
今日の第1,330回はニュージーランド教育サポー
トセンター代表伊藤博秀様で演題は「人生観変
わる国ニュージーランド」でした。
先週第1.329回はオーストラリアシドニー在住で
現在広島にホームステイで来られている絵本作
家の森本順子様で、演題は「50才での再出発」
でした。
2週にわたり、私が青春時代に自転車旅行をし
た国ということで、何かしらご縁を感じた2回の
「積極人間の集い」です。近々行ってみよという
ことなのですかね…
36年前の自転車旅行でオーストラリア現地の
新聞の一面に紹介されています。
13歳の時広島で被爆、50歳の誕生日に長年勤
めた学校の教職を辞め、お姉さんのいらっしゃる
オーストラリアのシドニーに息子さんと渡りました。
カルチャーショックの前に、言葉がわからないので
大変でしたとのこと。
そんな中、小さい時から絵を描いていたので、
お姉さんが絵本を書いてみないかといわれ、
出版社を紹介されました。息子が出版会社と
交渉し、絵本が出来上がりました。「鶴の恩返
し」ですが、オーストラリアには鶴がいないので、
わからない。売れるかどうか心配でした。
「一寸法師」はINC HBOYと名付けられており、
なるほどと思いました。
「禅」はONE HAND CLAPPINGと名付けられて
この絵本は息子と一緒になって、日本の禅の
本を参考に作りました。
オーストラリアで広島の原爆の絵本を描くこと
はどうかなと悩みましたが、自分の原点なので
思い切って「MY HIROSHIMA」を描いた所、反
響がすごかったとのことです。
50才で日本を飛び出さなかったら、絵本はなか
ったでしょう、自分は非積極人間でふらふらして
いるが、ありがたい出会いがあり、77才の今日
までこれたと森本さん。ベレー帽の似合う女性で
した。今回の「積極」へのご縁は、昨年ピースボ
ートで約4か月の世界一周の船旅で出会った広
島の会員の紹介です。今そのお家にホームステ
イしています。
教職を50才で辞められ、ゼロからのスタートで
大変な人生を歩んでこられた森本さん。
でも出会うべくして出会った素晴らしい人とのご
縁で、今まで以上に充実した人生を送っていら
っしゃる。77才の現在でも現役で若々しく、さら
なる挑戦をされていらっしゃるご様子。
年をとっているから、もう遅いのではと、自らの
夢や希望をあきらめがちですが、そんなことは
ない、思い立った時が吉日ということを痛感させ
られました。ありがとうございます。森本さん。