こんばんは 「ようよう坂町」
今日は広島市で広島県連主催の
「地域資源・農商工連携セミナー」
があり、出席しました。このセミナー
は、「地域の基幹産業である農林
水産業と商業・工業等の産業間で
の連携を強化し、川上から川下ま
でをつなぐ」ということで開催され
ました。
まず県連の専務理事のあいさつで
始まりました。
次いで中国経済産業局の産業部
参事官の「農商工連携の促進に
関する支援について」の制度説明
がありました。農工連携等連携促進
法は、平成20年5月23日に公布され、
7月21日に施工されたホヤホヤの
法律です。
中小企業者と農林漁業者が連携
して行う新商品等の開発・販売促進
等の取組を支援するもので、農水省
・経産省で計200億円を超える予算
措置があります。
事業としては
①農商工等連携事業計画は、中小
企業者の経営の向上及び農林漁業
者の経営改善を図るため、共同で
新商品の開発等に取り組む事業計
画を作成の支援。
②農商工等連携支援事業計画は
中小企業者と農林漁業者との交流
機会の提供、農商工連携等連携事
業に関する指導・助言、有機的連携
の支援を商工会などの公益法人や
NPO法人が計画書を作成するという
ものです。
基本用件としては、今までに開発、生
産したことのない新たな商品や役務で、
計画実施期間は5年間以内。
この間にいずれもが付加価値額が
5年間で5%以上向上すること等で
あるとの説明がありました。
で中国地域活性化支援事務局の統
括マネージャーが「地域資源・農商工
連携について」説明をしました。地域
資源活用法によって指定されている
地域の特産品、技術、観光資源を活
用しての新商品、新サービスの開発
等、そして農商工連携についての
次いで「農商工連携事例に学ぶ」
と題してパルディスカッションがあり
ました。
コーディネーターは中国地域活性化
支援事務局統括マネージャー。
パネラーは島根県の木次乳業(有)
代表取締役佐藤貞之氏、鳥取県の
中井酒造㈱常務取締役中井秀雄氏
広島県の㈱スーパーふじおか代表
木次乳業さんは、酪農だけでなく、
有機農業にこだわり、自らぶどうを
植え、ワインの製造やワイナリーを
経営、またレストランやお土産品など
プチ観光のまちづくりを行っています。
資料や燃料の高騰で酪農は赤字。
食べ物は命の源であるが、食料自
給率40%切るようでは、今後食料
輸入がストップすると、国が滅ぶと
懸念されており、農業を大切にする
ため、徴兵制ならぬ徴農制を行い、
若者を一時農業体験をさせたらと
の意見には共感でした。
中井酒造さんは、酒米を自分で栽培
するとともに、地域でも栽培をすすめて
います。有機化加工酒「黒門」を発売、
東京のデパートだけでなく、海外にも
進出し発売しています。よく売る人を
見習うことが大切で、農業にも売れる
ものをつくってもらうことが大切との発
言でした。
スーパーふじおかさんは、消費者に近
い立場で、価格志向で安くは大規模店
価値志向は地元密着の中小規模店で
できる。これまでの売るだけの商品でな
く、使う立場に立った生活者視点が重要。
その意味では女性パワーはすごい。
作る側と使う側の情報伝達で、地域や
小規模業者の生き残る道はあると話さ
①食の大切さ
②食へのこだわり
③お客様の立場に立った
④グローバルを意識した
⑤お客さんとのコミュニケーション
などを意識し、農商工連携を行い、
農・商工の双方ともパッピーになる
ようにと結ばれました。
坂町の地域産業資源は自動車部品
と牡蠣、そして追加指定された「ウォ
ーキング道」、海田町は自動車部品と
牡蠣。それらの地域資源をどう活用し
ていくか、地域資源活用事業と農商工
連携事業を研究し、新たな事業展開を
はかり、地域活性化をはからなければ
との意を強くさせていただいたセミナー
でした。有意義なセミナーに感謝です。