除夜の
鐘を 菩提寺で聞いて
新年の澄み切った空気の中で、除夜の鐘が響く
ゴーン ゴーン
新しい年に願いを込めて
ご先祖さまに、新年のごあいさつ
檀家のみなさんが、いっぱい集まってきた
ここは、行方市麻生の常安寺です
あったかい甘酒がふるまわれました
とても、温かい気持ちになって しあわせ
戦国時代に開基ですね
曹洞宗 太平山 常安寺
「麻生氏の菩提寺として、麻生三郎常安が天文14年
(1545)に開基したものと伝えられる。
もとは麻生城(現在の羽黒山公園)の北方の字道知にあり、
那智山道知院と呼ばれ、道知幽源和尚がその第一世
であったそうです
鐘楼の後ろのナギの木
鐘の後ろの木はナギの木で行方市指定天然記念物
ナギの木は熊野信仰と結びついて神社に多い木だそう
開運・厄除けの木
『海が凪ぐ・・・』苦難を『なぎたおす!』
かつて昔、今のような交通機関の発達もなかった
時代のお参りとは熊野や伊勢神宮を例にあげても、
命をかけての大変な道のりでした。
お参りに来た人々は道中のご加護を願い、
なぎの葉をお守りとして
身に着けて厄をよけ旅路を進め苦難をなぎたおす
パワーを頂ける神聖な木
その後、慶長4年(1599)2月、鷹庵大雛和尚が
錫を麻生の地にとどめ、麻生氏の滅亡で荒廃した
寺を、現在の地に移して、太平山常安寺と改称
したものである。(たいへいざん じょうあんじ)
常安寺の境内は麻生城 内にあり背後には
土塁や空掘の遺構が散在し、有志により
麻生氏の墓碑が建てられています
本堂の階段を上って下を見ると
えっ
めずらしいかも
そういえば、山門が赤レンガ塀って
なんか、いろいろな発見があったわ
お線香の香りが、とても清らかでいい香りです
私達の身体をいただき、この世に生を受けられたことは
まさしく、ご先祖様のお導きなのです
お墓参りすると、心の平安が保てるように
ゆったり~まったり~静かな時が過ごせます
ご先祖様と新年を一緒に