ここ数年、淡路島の山の様子が変わってきています。
今まで、山の動物達は、山で餌をとり、里に下りてくることはめったになかったのですが、最近では、食べ物を得るために、里の田畑に下りてきています。
人は、その鹿であったり、イノシシから、作物を守るため、電気の線をはったり、網をはったり、動物との知恵比べをしています。
動物が里におりてくる理由は色々考えられます。
1、山の食べ物が異常気象により少なくなった
2、狩猟が減り動物が人を怖がらなくなった
3、ひと昔前、人は薪や柴を得るため山に入り、手入れをしていた(里山)が、今はそのような営みもなく、山と里の緩衝帯があいまいになった
動物が山から下りてきて作物を荒らし、困ることは困るのですが、
大枠で、中学校の頃習った「食物連鎖」「生物の生態系」が崩れる?????のではないのかなぁ???という危機をぼんやりと思っております。
山に食物がある→動物がそれを食べ、糞を山でする→山の樹木がそれを肥やしにまた実を豊富につける→最初に戻る
山の樹木が動物の糞を栄養にし、元気→落葉する→微生物が育つ→栄養豊富な土→雨が降り、栄養が川に流れる→海にたどり着き、小魚がその栄養たっぷりの水をえる→たくさんの小魚を大きな魚が食べる→人も美味しい魚を食べる→元気いっぱいの人が里山に精出す→最初に戻る
みたいな・・・
15年ほどまえ、人類は環境破壊を今やめないと、元に戻すことは出来ないところまできている。と聞いた気がするのですが、そうだったのでしょうか?