呉広域商工会は1月28日(木)に、呉市総合体育館オークアリーナにて『平成27年度 呉市のふるさと名物を応援します! 補助金活用事例発表大会・商品展示交流会』を開催しました。このイベントは呉市広域商工会が取り組んでいる産学管金連携事業の一環として行われたものです。


『基調講演』『経営発達支援計画発表会・補助金活用事例発表大会』 『商品展示会・交流会・個別相談会』の3部で構成され、当日は市内外から約60名が参加しました。



 主催者挨拶で同商工会の村尾征之会長は「呉市には観光の拠点がたくさんあります。今、点として存在している拠点を繋ぎルート化していきたい」と訴えました。また、今年度、同商工会が経営発達支援事業の認定を受けたことにもふれ「今後、観光部会や委員会などを立ち上げて盛り上げていきたいと思っています。ぜひみなさんのお力を借りたい」と事業への協力を仰ぎました。



第1部は基調講演。中小機構プロジェクトマネージャーの山本聖氏が、『ふるさとの地域資源活用と地域のブランティング』をテーマに講演を行いました。講演の中心となったのは“「個」から「集」へ ~集団戦のススメ”。山本氏は「地域ブランドを成功させるには、個々が団結してチームとして活動できる形を構築することが大切」と訴えました。地域ブランドの目的やチームの作り方、必要な考え方などを、事例を交えながら分かりやすく解説。最後に「今日をチーム戦のキックオフにしてほしい」とチーム戦への参加を促しました。


続いて行われた第2部の経営発達支援計画発表会・補助金活用事例発表大会では、同商工会の佐々木指導員、とびしま柑橘工房(株)の久保聡さん、ナオライ(株)の三宅紘一郎さん、オーベルジュスティSUOMIの大瀬戸裕子さん、(株)建築舎ゆわんと村の佐藤陽一さん、おしゃれのマルミツの上田靖さん、瀬戸鉄工の瀬戸勝尋さん、(有)museの福間茂さんの8名が補助金などを活用した事例を発表。その後、広島大学 産学・地域連携センター、くれ産業振興センター、ひろしま産業振興機構、アクティブスペースくれ・信用金庫、中小機構、日本政策金融公庫、中小機構中国本部の各担当者による補助金活用のための支援施策や制度説明なども行われました。  



第3部では商品展示会と交流会、個別相談会を実施。参加者は販路開拓や新商品の開発に繋げようと積極的に交流を深めていました。専門家の講演や事業者による実例紹介、異業種同士が出会う交流会など、充実した内容に参加者たちは大満足の様子でした。