庄原市総領町で、春の訪れを告げる花“セツブンソウ”が見頃を迎えています。
今年は暖冬傾向の影響もあって例年より1週間程度開花が早まり、
今月5日、一般公開されている町内7か所の自生地すべてで満開が確認されました。
“春告げ花”として知られる可憐なセツブンソウ
セツブンソウはまさに今が見頃のピークで、
同町下領家の道の駅“リストアステーション”では8日(日)、
満開のセツブンソウを楽しむにふさわしく恒例の「節分草祭り」が開かれます。
盛りだくさんのイベントや、春を感じる可憐な花々の彩りを楽しみに、
みなさんもセツブンソウの里に出かけてみませんか。
一般公開の期間中、多彩な催しが開かれる
同町では、セツブンソウの保護と育成を目的に平成8年に発足し、
平成17年にNPO法人化した“節分草保存会”がいち早く自生地の保護活動を展開。
ふるさとの大切な宝を守ろうとする地元の人たちの地道な活動の甲斐あって、
同町は日本有数のセツブンソウの自生地として広く知られるようになりました。
町内に約30か所程度の自生地があり、
同保存会ではそのうち7か所の自生地を毎年2月中旬から3月中旬までの約1か月、一般に公開。
全国各地から多くの人が訪れて、今では期間中に約3万人以上の観光客を集めるまでになりました。
一般公開のすべての自生地で満開を迎えた
今月15日(日)までの公開期間中、リストアステーションに総合案内所が設けられ、
ボランティアガイド“花守り(はなもり)”が訪れた人に自生地を案内。
自生地を巡って集めたスタンプ数によって抽選で豪華賞品が当たる「スタンプラリー」、
セツブンソウや春の山野草を題材とした作品を募集する
「山野草 絵手紙コンテスト・写真コンテスト」などの催しが随時行われています。
鉢植えや節分草切手、節分草絵葉書、ストラップ&キーホルダーなど、
セツブンソウにちなんだオリジナルグッズも各種販売され、訪れる人の興味を引いています。
リストアステーション光のドームで8日に開かれる節分花祭りでは、
RCC中国放送ラジオパーソナリティの世良洋子さんがゲストとして来場。
世良さんの軽やかなお喋りを楽しんで、
早春の里山に咲くセツブンソウを求めて世良さんと一緒に自生地を歩く
「トークショー&自生地巡り」(午前11時~)が開かれます。
セツブンソウを愛でながら俳人気分を味わう「節分草俳句会」
(午前10時~受付開始。参加料1,000円(軽食・記念品付き))も楽しみな催しの一つです。
世良洋子さんを特別ゲストに迎えて開催する
一般公開最後の週末には、山野草の栽培のコツをアドバイスする「山野草寄せ植え教室」
(14日①午前10時30分~②午後1時~。参加料1,500円、要予約)や、
草花を題材にした絵手紙づくりを教える「絵手紙教室」
(15日午前10時~。参加料500円)などが行われる予定になっています。
総領のセツブンソウは今がいちばんの見頃
●お問い合わせ/備北商工会総領支所 TEL(0824)88-2127
●お問い合わせ/道の駅リストアステーション TEL(0824)88-3050
庄原市総領町の“セツブンソウ”と「節分草祭り」については、
広島県商工会連合会公式ホームページ
でさらに詳しく紹介しています。