広島県商工会女性部連合会の
「平成20年度通常総会」が23日、
南区元宇品町のグランドプリンスホテル広島で開催されました。
総会会場となったグランドプリンスホテル広島
出席部長35人、委任状提出部長5人、計40人出席のもと、
北広島町商工会女性部の大麻好香部長を議長に選出し、
昨年度の事業報告や決算報告、
新役員の選任など2つの議案が審議されました。
総会開催に先だちあいさつする井上文江会長
第1号議案の事業報告、決算報告については、
執行部より説明の後、原案どおり可決承認されました。
第2号議案の新役員の選任については、
備南地域の砂田孝子理事より辞任届が提出されたため、
後任理事の選任のために執行部原案が示され、
新理事には尾道しまなみ商工会女性部の
安保早智子部長が選出されました。
総会では2つの議案が原案どおり承認された
通常総会終了後、
「平成20年度第1回商工会女性部研修会」を実施。
研修会は2部構成で行われ、
第1部では、広島地方裁判所の寺岡洋和判事補が
「裁判員制度について」をテーマに講演。
第2部では、トークサロンオフィスの内川郁江代表が
「生きた職場の接遇は話力から」を演題に講演を行いました。
第1部講演は、来年5月から導入される裁判員制度への
周知と理解を図ることを行われたもので、
寺岡判事補が裁判員制度の概要や仕組み、
裁判員の選任に至るまでの流れなどを丁寧に説明しました。
裁判員制度に関する基礎知識として、制度の目的や意義を伝え、
裁判手続きの流れを詳細に追いながら、
裁判員が参加する裁判・評議の具体的なイメージを示しました。
さらに、裁判員の選任手続きについても細かく案内しました。
寺岡判事補がプロジェクターを使用して解説
第2部の特別講演では、トークサロンオフィスの内川代表が、
言葉のもつ力を理解したうえで
それを日々の商売に生かすためのノウハウを紹介しました。
元広島エフエム放送の県東部電話リポート担当、
元エフエムふくやまのパーソナリティ担当だった経験を生かし、
楽しくユーモアに富んだ語りで講演を展開。
終始、軽快なトークで会場の笑いを誘っていました。
商売に生かせる会話術などをアドバイスした
講演のなかで内川代表は、
“人間性”“内容力”“対応力”が話力の3要素であるとして、
「それを相乗作用させることが大切だ」と強調。
「いくら話の内容にすぐれ、聞き上手に対応できても、
人間性が0ならば3要素の掛け算の答えも0。」
自分と異質な人と積極的に交わり、
どんな人の話にも耳を傾けられるような生き方こそが
“話力の栄養”につながるなどと、
自らの話力によって満場の女性部員たちを鼓舞しました。
「平成20年度県女性連通常総会」開催については、
広島県商工会連合会公式ホームページ
で詳しく紹介しています。