東広島市福富町の福富町商工会が主催するまちおこしイベント
「福富しゃくなげ祭り」が11日、
同町下竹仁の福富西公民館で開かれました。
旧福富町の町花“シャクナゲ”にちなんだイベントで
地域の活性化を図ろうと、福富町商工会が
地元のシャクナゲの見ごろに合わせて毎年開催しているもの。
家族連れや愛好家など町内外から約3,000人が訪れて、
福富での春の1日を楽しみました。
会場前の竹仁小学校ではシャクナゲが満開
会場に設けられたステージでは多彩なプログラムが繰り広げられ、
伝統芸能や歌、踊りの競演が訪れた人たちを楽しませました。
女性だけで構成された“宮坂流銭太鼓”“福富源流太鼓”が
ステージで華麗な演舞を披露したり、勇壮な音色を響かせ、
コミカルな夫婦漫才や民族舞踊でなどで会場が大いに沸きました。
華麗で迫力ある演舞を披露した宮坂流銭太鼓
祭りのいちばん人気は、商工会青年部主催の“杓投げ大会”。
竹製の杓を5m先の酒樽に投げ入れる祭りの名物企画で、
年齢を問わず誰でも楽しめるとあって、
小さな子どもから大人までたくさんの人たちが参加。
挑戦してみるとこれが意外に難しかったようで、苦戦者が続出。
竹杓をみごと酒樽の中に投げ入れることに成功した人たちは、
ギャラリーの喝采を浴びながら成功した喜びと、
プレゼントを手にした二重の喜びを味わっていました。
たくさんの人がチャレンジした祭りの名物企画
会場の一角では、福富商工会と豊栄町商工会が昨年度実施した
「地域資源∞全国展開プロジェクト」の参画事業所が
共同でブースを出展。事業の成果品である
“ふるさとのものづくり教材”をPR販売しました。
なかでも1本600円の手ごろな価格で楽しめる
“原木しいたけ栽培セット”の人気が高く、
年配者を中心に売れ行きも好調。
一方、幼い子どもが安心してものづくりと遊びの両方を体験できる
“手づくり木工キット~ままごと”は、
ちびっ子たちの格好の遊び道具に。
自宅で本格的な原木椎茸栽培が体験できる
ちびっ子の格好の遊び道具となったままごと
シャクナゲを楽しみに各地から愛好家も多数来場。
愛好家たちはシャクナゲの栽培講習会を熱心に見入ったり、
鉢植え鑑賞やシャクナゲが鮮やかな竹仁小学校の散策を楽しみ、
春の彩りと風情を満喫していました。
吾妻、細葉など多数の鉢植えが会場を彩った
東広島市観光アシスタント“東広島アザレアフェアリィ”が来場し
イベントに花を添えたほか、
商工会女性部も手づくりの味を提供して
イベントの盛り上げに一役買いました。
シャクナゲをバックに2人の撮影会も開かれた
商工会女性部の出店では女性部長が大忙し
地域が一体となって作り上げた、
福富の魅力を伝えるためのイベントは、
盛りだくさんの企画で訪れた人たちを存分に満足させたようです。
問/福富町商工会 TEL(082)435-2051
「福富しゃくなげ祭り」については、
広島県商工会連合会公式ホームページ
で詳しく紹介しています。