瀬戸内海の海上交通の要衝として栄えた呉市下蒲刈町で、
地物の天然活魚を通じて地域の活性化を図ろうと、
地元出身のベテラン料理人が一念発起。
家業を継承発展させた水産加工会社と、
長年培った料理の腕をベースに、
新規事業の立ち上げにチャレンジして、
小さな島に新たな飲食店をオープンさせました。
観光名所が数多く残る下蒲刈町
自宅を改装して店舗をオープン
地元の天然活魚を“漁場直送”の新鮮さで提供することに
頑固にこだわりたいと、名づけた店名は“舟飯 がんこ亭”。
オーナーは、広島市内の料理店で修行した後、
蒲刈町にある観光施設で17年間、
板前として腕をふるっていた森川宝樹(たかき)さん。
料理人であると同時に、漁師でもある森川さん。
自社が所有する底引き網船を自ら操って、
主に蒲刈町の県民の浜沖を漁場にして、
タイやハマチ、スズキ、オコゼ、ウマズラハゲ、
コウイカ、ワタリガニなどを漁獲しています。
この漁場直送の旬の天然活魚ががんこ亭の自慢。
この日はウマズラハゲが大漁
漁場から厨房へと運んだ魚を
巧みな包丁さばきで新鮮な素材を手早く調理し、
彩り豊かな料理に仕上げて提供します。
それだけに鮮度は折紙付き。
巧みに包丁を操って調理します
刺身4種類の盛り合わせに、
小鉢や味噌汁が付いたお刺身定食(1,500円)が人気。
水揚げしたばかりの新鮮な魚を使った天ぷら定食(1,500円)、
地元の海の幸を豪快に盛り付けた海鮮丼(1,500円)もあり、
自社生産のテベラの唐干し、干しわかめ、
干しえびなどの水産加工品も絶品です。
手作業でさばき自然のままに干した天日干し
森川さんは、新しい活気とにぎわいの場をつくり、
島に新たな人の流れを生み出そうと、
日々の店舗業務に励んでいます。
場所は、安芸灘大橋を降りて車で約2分の場所。
みなさんもぜひ一度、お気軽にお立ち寄りください。
舟飯 がんこ亭
呉市下蒲刈町下島2229-2(丸谷桟橋前)
営業時間/午前11時~午後2時、午後5時~同8時
定休日/火曜日
問/舟飯 がんこ亭 TEL(0823)65-3407
問/下蒲刈町商工会 TEL(0823)65-2522
舟飯がんこ亭については、
広島県商工会連合会の公式ホームページでもご紹介しています。
http://www.active-hiroshima.jp/