月山ワイン山ぶどう研究所へ
ちょうど
山ぶどうの加工最中。
この日は、
「山ぶどうジュース」
の仕込み中だった。
重い扉を開ける…
事務所へと続く階段へ一歩
山ぶどうの香りが、
通路いっぱいにたちこめる
ほわんと甘い香り。
どこか懐かしい。
今は、山ぶどう加工の最盛期、
加工所はせわしなく、
従業員の方々は一時も手を休めることなく
作業に従事していた。
収穫は雨の日にはできないとのこと。
出来が悪くなってしまうらしい。
何ケースにものぼる山ぶどうたちが、
加工を待つ。
そして、機械へと運ばれてゆく。
選果、洗果
まばゆい光を放つ紫珠は、洗われ、
さらなる輝きがうまれる
運ばれる。
そして、この機械の中に入り、
軸など固い部分が取り除かれ、潰される。
昔は、長靴で樽の中に立ち、足で潰したという
除梗破砕という作業である。
果汁はその後、加熱される
人の手により丁寧にかき混ぜられる。
湯気がたちこめ、蒸し暑い中、ひたすら手を動かす。
まさに職人である
煮詰まり、紫が一段と色濃くなる。
これから、発酵を2~3週間繰り返す。
そうして、濃厚な味わいの
山ぶどうジュースがうまれるのだ。
ちなみに、保存料等は一切使用していない。
1000mlで1,050円で販売される。
こちらは、ワイン用のタンク。
5000ℓだそうだ。
ワインは加熱せず、固い部分を取り除き、
発酵させる。
月山ワイン貯蔵庫は、
旧国道のトンネルをそのまま利用している、
国内に例を見ない、ユニークなものである。
朝日の自然の恵みが、
年間を通じて12℃~18℃という
理想的な温度条件を生み出しているのである。
事務所には「研究所」というだけあり、
様々な実験用具が。
アルコールの分析に使われるらしい。
発酵の進み具合によって度数が変わる。
発酵状況を調べるのである。
月山あさひ博物村の売店では、
山ぶどう研究所で造られた、たくさんの
山ぶどうジュースやワインが並ぶ。
こちらがスタッフが現在オススメの
月山ワイン山ぶどう酒
アルコール度数は7%とやや控えめで、
とても飲みやすい。
昔なつかしい味わいで、山ぶどう100%の甘口。
価格は、720mlが2,636円
360mlが1,370円となっている。
こちらは、ブラッシュ。
淡いピンクがやさしく、
人気が高まっているそうだ。
山ぶどう交配種で醸造されたワイン。
穏やかでシャープな甘口に仕上がっている。
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この忙しい時期に取材を受けて下さった
月山ワイン山ぶどう研究所所長はじめ
従業員の方々、
本当にありがとうございました
月山ワイン山ぶどう研究所
山形県鶴岡市越中山字名平3-1
0235-53-2789
http://www.ja-shonai.or.jp/wine/winetop.html