出羽商工会は、この4月に7つの商工会が合併し誕生しました。

朝日支部にある 六十里越街道 を新商工会の役職員の方々より理解をしていただくために、8月22日(金)出羽商工会役職員の為の六十里越街道ワークショップトレッキングを行いました。



前日までは、不安定な天気で、降ったりやんだり、時には土砂降りになったり・・・

22日の天気を主催者としては大変心配をしましたが、晴れ男・晴れ女ぞろいだったのか、当日はとっても晴天となりました。晴れ






今回のコースは、


田麦俣 → 蟻越坂 → 弘法茶屋跡 → 独鈷清水 → 護摩壇石 → 護身仏茶屋跡 → 小堀抜 → 大堀抜 → 細越峠 → 笹小屋跡 → 一本橋跡 → 薬師小屋跡 → 仙人沢・湯殿山大鳥居 → 湯殿山本宮(バス移動) です。



葉っぱAM8時 旧田麦俣分校集合

今回は総勢30名。トレッキングをするには少し多い人数ではありますが、仲良く出発です。



会長挨拶

出羽商工会 小野木会長の挨拶です。その後、本日の行程説明、準備運動をして出発です。




葉っぱ蟻越坂

 今回の六十里越街道のコースは、蟻越坂より入ります。

 蟻越坂は、急坂の為、蟻のようにはって上がらなければならないことが名前の由来となっています。

  明治時代までは田麦俣から、坂を上る参拝者たちの白装束の行列が絶えず見え、夜になるとジグザグに見える松明の火が続いたといます。


 この坂でかなり体力を消耗した私はペースダウン。。。体力の無さを痛感した蟻越坂でした。




葉っぱ弘法茶屋跡 ~ 馬立 ~ 塚なら


弘法茶屋跡・・・蟻越坂を上りきって1キロほどした場所にあります。1865年に奉納された灯篭1基と、天保年間の弘法大師供養塔石碑など3基ある。

馬立(うまだて)・・・馬の荷物を積みなおしたところです。

 
塚なら



葉っぱ 花ノ木坂 ~ 112号線迂回 ~ 花ノ木坂

  花ノ木坂は112号線をはさんであります。街道の中で一番紅葉の美しい場所です。春は緑、秋は黄色に変わるブナ林の中を行きます。晩秋には落ち葉のじゅうたんで足元はフカフカあし気持ちが良いですよ。ブナ林の中にユキツバキが群生しており、春には花に彩られます。






112号線迂回路

交通量の多い、car**国道112号線を横断するため、仮設道を通り、112号線下をくぐって迂回します。


休憩地点

ちょっとここで一休み。


展望地点

遥か遠くに、現在の国道112号線を望めます

秋の街道

秋のトレッキングの様子です。とても紅葉が綺麗です。



葉っぱラブラブナ

 2つのブナの枝が繋がってラブラブラブラブラブラブな状態に見えるために呼ばれています。

 このラブラブナの写真は、カップルや夫婦がラブラブな状態で撮ること。との決まりごとがあるようで、今回は掲載できません。。。

んーーー、気になっちゃうねぇ~(*^▽^*)



葉っぱ独鈷茶屋跡 独鈷清水・ねじれ杉


弘法大師が、独鈷(密教で使う仏具)で大地を突いたところ、水がこんこんと湧き出した。

ねじれ杉は、この泉で大使は行水をし、傍らの杉で手を拭いたために葉の先がよじれたという言い伝えがあります。昭和32年12月の大風の為、杉は倒れたが、現在、株分けした苗木を元の木の脇へ植えています。



ねじれ杉  これが『ねじれ杉』


ここで休憩タイム。朝日の特産品『とちもち 』をみんなでいただきました。

このとちもちは、とちの実がたくさん練りこんであり、とちの風味が楽しめるもちです。

ちょっと疲れた身体にこの甘み・この味はたまりません!!うめのぉ~ o(^▽^)o



葉っぱ千手ブナ 

 千手観音のように枝を広げているブナ。街道の中でひときわ異彩を放つ巨木です。

 ポスターなどにも取り上げられるシンボルツリー的存在です。



千手ブナ

カメラ 千手ブナの前で1.2.サーンアゲ (世界のナベアツ風に) 

F支所長 ノリがグーぐぅ~。 いいですねぇ~



葉っぱ護摩壇石

 弘法大師がここで火をたき、護摩祈祷をしたと言い伝えがあります。




護摩壇石

これが護摩壇石です


護摩壇

 ここでちょっと休憩・説明タイムです。本日のガイド 小野寺さんの話を聞き入っています

 ガイドは、六十里越街道山船頭人協会で行っており、あさひむら観光協会へ連絡をするとガイド要請ができます。六十里越街道にまつわるいろいろなお話・説明を聞きながら六十里越街道を楽しむことができます。




葉っぱ座頭まくり

 急なのぼり坂になります。

 道が続いているものと錯覚した座頭が、杖をたよりに進むと落ちてしまうことから名づけられました。

 地すべりによってできた断崖などがあるので、注意して歩きます。




葉っぱ護身仏茶屋跡

 近くに幹まわり約3.6m.の一本杉の大木があります。夏茶屋があった場所といわれています。


一本杉



葉っぱ小堀抜 ~ 大堀抜


小堀抜

木々のトンネルを通る気持ちの良い道です。



葉っぱ細越峠

 本日の昼食地点は細越峠です。

 朝日支所の面々が、きのこ汁を手づくりし参加者を振舞います。

 なめこ採りたてぷりぷりの天然きくらげ・採りたて新鮮みず・うす揚げ・厚揚げ・などが入ったみそ汁です。

お替りする人も続出して大好評でした。ニコニコ

 この味噌汁の水は独鈷清水を使用したので『六十里越街道みそ汁』といってもよいでしょう。

しかし、あまりの美味しさで食べることに夢中になり、写真を撮るのを忘れました。あせる  

鍋やコンロ、揚げなどの食材は下から持参したため、ホントにご苦労をおかけしました。ご馳走様です割り箸


天然のきくらげを食べたことありますか?中華料理などに入っている乾物をもどした黒いきくらげとは全然違い、薄い茶色というかねずみ色のような色をしており、プリップリしていてとってもおいしいんですよ。今度採ったら写真をアップします。



トレッキングの先輩より『弁当は多めに持っていって、遭難したときも考え全部食べないんだよ』といわれ、スタミナ切れでお腹ペコペコの私だったけど、おにぎり一個もしもの場合に残しました汗



 食後の参加者とパチリカメラ みんなお腹いっぱいになり、ニコニコ笑顔です。音譜

 
細越峠



次回は、午後からのコース

細越峠 → 笹小屋跡 → 一本橋跡 → 薬師小屋跡 → 仙人沢・湯殿山大鳥居

→ 湯殿山本宮(バス移動) を紹介します。