全国展開プロジェクトのメインテーマ「湖川の街道」事業、「常の浜」から西の湖への航路

運航試乗検討会パート1開催 2006年11月11日


山本川ホテイアイオ清掃、また下流域のカナダ藻や 汚泥の除去により、常の浜から豊浦港に至る和船運行ルート・水路が開かれ、和船の運航が可能になりました。



平成18年11月11日、新春よりの運行を目指し、常の浜から航路にて運航試乗検討会を安土町商工会にて開催しました。当日は安土町観光協会も全面参画し、和船二艘にて開催しました。

運行主体として「西の湖観光和船組合」の再生も大きなテーマであり、今回のプロジェクトにて新たな体制を作っていきます。


商工会・観光協会関係者に加え、町行政からは町長・収入役・教育長他まちづくり担当数名、文芸の郷、ボランティアガイド協会、まちづくり研究会等総勢35名を超える盛況でした。


あいにく天候は雨が降ったり止んだりの今一でしたが、今回は常の浜から山本川を下り、西の湖へ出て ヨシ原を遊覧、近江八幡の長命寺川を下り、西の湖の水位を調整している渡合橋を船上から見学、その後、円山町の水郷を視察して、再び西の湖から常の浜 へ帰還しました。
これによって、「安土城お堀めぐり」に続いて安土 町の観光の目玉が誕生する兆しが見えてきました。

今後、運航については季節による限定運航が検討されていますが、航路の清掃などまだ多くの宿題が残されています。


<小雨まじりの中、関係者が常の浜に集合>



<いよいよ常の浜をスタート>



<西の湖よし原の中を進む和船>



<西の湖園地で暫し休憩>


<和船内では「安土献立」を試食>



<清掃の甲斐あってきれいに開かれた水路>



<常の浜に帰ってきました>


<約2時間半の試乗検討会が無事終了>



長年の念願であった常の浜から西の湖へのルート、スタートしたばかりですが着実に推進していきます。



安土「湖川の街道(うみのみち)」プロジェクト
06秋バージョン 西の湖常の浜から豊浦港までの水路再開発

06年度安土町商工会として、経済産業省・全国商工会連合会事業として
「地域資源∞全国展開プロジェクト」事業を推進中


地域の小規模事業者を中心として、行政・各種団体との協働による観光集客・交流を目的とした事業

実践編の核として、安土町「湖川の街道(うみのみち)」事業を推進

事業の目的  
JR安土駅を基点とする安土町内の観光循環ルートとして、従来の陸路のルートに加え、「西の湖」や安土城下の水路・河川を活用した水路ルートを確立し、街中への観光客誘導促進と商店街の活性化を図ると同時に、地域住民のもてなしの心(ホスピタリティー)と美化意識を育成していく

主催      
湖川の街道実行委員会(安土町商工会・安土町観光協会・NPO安土まちづくり研究会主体)
   
全体構想
常楽寺港から西の湖に入り、安土川から安土城跡の外堀を巡り、文芸の郷にいたる安土城下町の水路一帯を和船で巡る「湖と川と堀のルート」・・・「湖川の街道」うみのみち
JR安土駅→常楽寺港→豊浦港→百々橋→セミナリヨ→外堀→大手橋(仮称)→文芸の郷
水深、既設施設等の制約により来春航行予定ルート  百々橋⇔外堀⇔大手橋
これ以外のルートについては浚渫や既設施設の改良等を関係機関に積極的に働きかけ全体構想の早期実現を目指す

信長公も利用した西の湖から安土山・安土城跡外堀を含めた、安土城下和船での“安土城跡歴史めぐり”ルートを確立し、安土城跡と西の湖を観光誘致に最大限生かしていく。

目標とするモデルコース(一例)
JR安土駅(徒歩10分)⇒西の湖常楽寺常の浜港⇒西の湖水郷めぐり豊浦港(やすらぎホールにて休憩&食事)⇒安土川経由にて安土城百々橋口(安土城跡散策)⇒セミナリヨ跡⇒安土城外堀⇒文芸の郷(徒歩30分)⇒JR安土駅 (途中休憩も入れ6時間程度)