12月21日(金)に本会にて経営発達支援計画に関する情報交換会を開催しました。
この会は熊本で最初に経営発達支援計画の認定を受け、来年度に2回目の計画策定を行う本会と菊池市商工会のこれまでの事業の検証を行い、情報を共有することを目的として実施しました。
熊本県連の経営支援課からも對田指導員に同席し、2商工会の状況を把握してもらうと共に、次回以降の計画についてアドバイスをいただきました。
ここからは情報交換を通じた本会に対する私見です。
・①市場調査→②経営分析→③経営計画策定支援→④販路開拓支援の流れが経営発達支援計画の本流であるが、前段の①②が形骸化している、もしくは実態に即していない。(2次データの活用が重要)
・経営計画策定支援が補助金活用事業者に偏っている。(再生フェーズ、事業承継に関する計画策定支援が少ない。商工会活用場面の範囲拡大と他機関(特に金融機関や会計事務所)との連携、職員の資質向上が必須)
・定量目標が総花的、項目ごとに細かく設定しすぎていることによる実状との乖離。(自己満足に陥った)
・KGIとKPIの混同。(完全に計画策定時点での私のミス)
・行政、他支援機関との連携が圧倒的に不足。(会議などはしているが、実務上は全く機能していない)
・販路開拓支援事業は実施し易く、結果も見えやすいが、支援事業者の地力向上に寄与できたのか検証ができていない。(数値目標だけでなく、事業者の定性目標の明確化と成果の検証。年度事業として取り組むだけでは効果が薄い。)
菊池市商工会と県下の発達支援計画に関与している県連からのアドバイスは、次年度計画の最終年を迎える本会にとって有意義なものでした。
遠路よりお越しいただいた菊池市商工会の吉村指導員、古田指導員、新居指導員、県連の對田指導員、ありがとうございました。
最終年の計画実行、および2度目の申請に向けてお互いに頑張りましょう!
つるたろう