樹と染め物 100の樹 その1
100の樹と刻字・100の染め物の展覧会が秩父でありました。
100の樹と刻字・100の染めた絹の布を紹介いたします。
いくつの樹がわかりますか。
その樹 なんの樹
この作品は
埼玉県立秩父農工科学高校国語教諭の関根武さんの手によるものです。
現在関根武氏は書道部顧問の先生です。
渓流釣りなどが趣味のアウトドア派。仲間と山へ登り、出合う木々に興味を持ったと言います。
樹木はわかっても樹が材木になると全くそのものはわからない、
それでは、調べてみようと集め出したのが5年前のことだそうです。
樹は秩父地方が中心ですが、遠くは沖縄から取り寄せたものもあるそうです。
この100の刻字より、樹そのものを収集するのが大変だったそうです。
5年がかりの歳月により、出来上がったのが
関根武 100の樹の刻字展 見て、持って、触って
100の樹々達の個性を肌で感じよう
刻字展にそろった100の樹です。
刻字した板は20㎝真四角、厚さ3.6㎝。
針葉樹は行書体。
広葉樹は隷書体。
常緑樹は緑青の緑色。
落葉樹は胡粉(ごふん)で白色に。
それぞれ彩色しています。
刻字はそれぞれの樹の特徴がわかるよう工夫されています。
その傍らには樹のアクで染めた布が飾られています。。
各樹木と染めた布が樹のぬくもりをよけい引き立てています。。
100の樹の名前や由来、特徴など簡単に説明書きもされています。
秩父市荒川贄川に工房があります。草木染めなど数多くの染め物を手がけています。
今回100の樹の染め物を完成させました。
大変な労力だと思います。樹はチップにしたり、工夫して染めたそうです。
NO2
NO3
NO4
NO5
NO6
NO1 楢 (なら) NO2 待つ(まつ)
NO3 椣(しで) NO4 エゴの樹
NO5 白雲(はくうん) NO6 桜(さくら)
NO7 栗(くり) NO8 水(みず)