桑の実
蚕が食べる桑の樹になる実です。
秩父地方では「どどめ」と呼んでいます。
ある料理屋さんの箸置きにと「どどめ」が添えられていました。
陶器の箸置きではなく、
ほほえましく、暖かみのある箸置きでした。
今は、蚕を飼育し、繭を育てるお百姓さんが少なくなりました。
ここ秩父市荒川地区では、2軒だけです。
今春の繭が出荷されたところです。
昔は、どの家でも蚕を飼育したものです。
高級品の絹を育てる人もだんだん減っています。
桑の木も刈られ、「どどめ」をとることはできなくなりました。
実はとてもおいしいです。
子供の頃、これを食べると、舌が真っ赤に染まり、どどめを食べたのが
ばれたのが懐かしい思い出です。
どどめの箸置き珍しいものです。
桑のみ どどめ
(源内)