全国プロジェクト紹介(花のお寺)

長泉院葛飾北斎筆納額 


文化8年(1811)北斎灯下の筆とある。現在秩父市指定有形文化財





秩父札所34ヶ所の開帳について


今年、総開帳(12年に一回の牛歳総開帳)の


半期にあたりの半分の期間開帳いたしました。


地元でも、なかなか本尊様が、見られる機会はなく


それも12年に一回だけです。(現在は半開帳あり)


また、秩父にこなければ見ることができませんでした。


江戸時代、明和元年、秩父札所惣出開帳が


江戸護国寺を会場にして開催されました。


本尊様は、荷車に乗って江戸まで運ばれたそうです。


このときの記録によれば、「前代聞無の盛儀」とあり、


将軍家冶の代参のほか諸大名また大奥女中の参詣があり、


秩父札所を世に紹介しました。


この惣出開帳を機に、秩父札所は何回かの惣出開帳を実施しました。


文化8年、護国寺の秩父札所惣出開帳のとき、札所29番長泉院が、


世話役の先頭に立っていたため


そのときに葛飾北斎の桜花の絵が奉納されたと寺に言い伝えられています。


寺には、ほかにも徳川家とゆかりの品があります。


宝暦年間に5代将軍綱吉公の側室北の丸様の姪竹姫様の眼病平癒祈願がかない、


そのお礼として前後6回にわたり奉納されたものがあります。



源内語録


北斎の桜花の絵は残念ながら千社札がはってあります。

しかし、生で見ると迫力があります。

公開できないので残念です。先日のハイキングでゆっくり見せていただきました。

なかなか見られない北斎の絵です。