テレビの両脇にある2着の黄色いシャツです。



埼玉県最大の繊維産地、秩父が作り出した秩父銘仙。それをベースに、強いシワと固めの風合いをミックスさせたのが、この"秩父ちぢみ"です。冬の寒風にさらして乾燥させる"寒中さらし"という特殊加工で、繊維の通気性をいっそう高めています。清涼感があるため、現在販売は夏向けの座布団カバーなどが主流になっています。



この通気性と清涼感を何かに使えないか、もったいないじゃないか、ということでシャツを作ってみました。職人の丹念な手作業です。写真では、その独特の素材感が十分伝わらないかもしれません。



11月2日と3日、横浜赤レンガで"秩父ちぢみ"のシャツを展示します。是非、その本物の手触りを実感してください。



なお、テレビ画面は増田十文字さんのたらいこぎ です。