信願相撲で有名な荒川上田野地区の千手観音堂。もともとは806年頃、坂上田村麻呂により創建されたそうです。1569年には甲州武田氏の侵入で焼き払われたりして、何度か建て直しをしています。



現在は明治8年に再建された御堂です。


毎年8月16日の縁日には信願相撲が行われ、身体健全、無病息災を祈願します。相撲は二番取りで、一番に勝ったものは二番目に負けるという、勝敗なしの取り組みになると言われています。


観音様のお乳を飲んでいるのが、子供ではなく何と大人の男性。どうしてなのでしょう、わかりません。


近隣の草相撲力士より奉納された相撲四十八手の図。回廊の天井に描かれています。


「むかしきけ 秩父殿さえ すもうとり」 ※秩父殿…畠山重忠 



このような芭蕉の句碑も荒川地区にはあります。10月4日のハイキングで千手観音堂を見学しますが、残念ながら土俵の中に入り相撲はとれません。見るだけです。



by 北斎A