荒川白久地区にあるのが札所三十番瑞龍山法雲寺です。本尊は如意輪観音で唐の玄宗皇帝の作といわれています。宗派は臨済宗建長寺派。草木の多いお寺で、四季折々さまざまな美しさを見せてくれます。
石段より観音堂を見る。あたりは手入れの行き届いた浄土庭園です。
嘉永(1849年頃)年間に火災にあい、現在の観音堂を残す。古い納札も保存されている。
楊貴妃の絵。玄宗皇帝が戦場にあって楊貴妃の冥福を祈り、観音の御心にすがる真情を描いたもの。
秩父十三仏”阿しゅく如来”大日向山大陽寺の納経所も兼ねる。住職さんは若くて気さくなお方です。
秩父札所総開帳も一段落しました。ゆっくり秋の深まりを肌で感じながら、この美しい札所三十番を訪れてみてはいかがでしょうか。
・秩父鉄道白久駅下車徒歩15分
・秩父市荒川白久432番地