華パレオエクスプレスの運転日は、この前お伝えしました通りです。華ヘッドマークを誇らしく掲出し、専用客車に色とりどりの草花やドライフラワーなどを飾り付けたSLが、初秋の秩父路を駆け抜けます。
・運転日「9/13(土)、14(日)、15(祝)、27(土)、28(日)」
秩父駅から三峰口駅間では秩父銘仙を着た女性スタッフが、おしぼり等の車内サービスを行います。
・秩父銘仙「養蚕業の盛んだった秩父の平織り絹織物のこと。明治後期から昭和初期にかけて全国的に流行しました。裏表がないリバーシブルな織物素材のため、表の色があせてしまっても裏を使い仕立てができる利点があり、女性の間で手軽なオシャレ着として人気を誇りました。」
・そば畑「秩父地方では養蚕業の衰退(秩父に限ったことではないのですが)によって、新たな産業を模索することになりました。桑畑からそば畑へと農地転換が進められ、そして現在、奥秩父荒川ではそばの里として全国にPRをしています。」
話を戻します。SL車内ではオリジナル荒川ハイキングパンフレットも無料配布の予定です。地元商工会会員やボランティアの皆さんが実際に歩いて作成したものであり、石碑や道祖神1っ1っまでチェックを入れています。これによって、たとえ終点三峰口駅に下車しても、次の観光スポットの行き先に迷うこともありません。奥秩父荒川の魅力を凝縮したパンフレットに仕上げています。三峰口駅から浦山口駅まで約8キロ。このパンフを片手に、線路沿いを歩いてみてはいかがでしょうか。そして疲れたら駅で休んでください。
・湯茶サービス「三峰口駅から浦山口駅の各駅10時から15時まで。駅ごとに個性あるお茶を提供。地元の人が地域の話をして、心も体も癒してくれます。ただし、SL運転日の5日間限定になってしまいますが。」
各駅に設置の草木のオブジェ。歩きながらも目を休めてください。草木はもちろん生き物です。地元のスタッフが枯れないように定期的に管理をしています。もう少し経てば、秋の七草も飾り付けの仲間に加わることでしょう。SL運転日とは別に、のんびりと各駅停車で寄って見るのもいいかも知れません。
9/27(土)には三峰口駅でイベントを行います。華パレオエクスプレス到着発車時にあわせ秩父屋台囃子の演奏を行い、福引抽選会や地元物産展など開催する予定になっています。雨天の場合でも、駅舎が大きく広いので、安心してお出かけください。皆さんを驚かせるような企画を準備しています。お楽しみに。
・SL行き 「熊谷(10:10)→寄居(11:03)→御花畑(12:18)→三峰口(12:49)」
・SLかえり「三峰口(14:03)→御花畑(14:30)→寄居(15:38)→熊谷(16:18)」
・SL座席指定券「700円」
・SL整理券「500円」
・問合せ先「秩父鉄道営業推進課 電話048-523-3317」
・秩父鉄道HP「http://www.chichibu-railway.co.jp/
」
イベント日9/27(土)のSL乗車券、JRの割り当て分はすべて完売だそうです。そういう話を耳にしました。主催者としては非常に嬉しく思いますが、同時に気が引き締まる思いです。絶対に成功させたいですね。