私は人を大切に想ったことがないことに気づいた時、愕然とした。
人を嫌ってきたことに気づき、愕然とした。
そのことを書いた記事。
ここ数日、それと同時に、私は自分自身も嫌い、ずっと怒ってきたことに気づいた。
自分の無力さが腹立たしかった。
なんてダメなやつなんだと心の中で罵っていた。
40年近く…。
苦しかった。
みんなが幸せそうにみえなくて。
みんなを笑顔にしたくて。
現実を変える力のない自分をいつも感じて。
何の役にも立たない自分をいつも感じて。
いなくなりたかった。
消えてしまいたかった。
こんなにダメな私なんだから、消えた方がいいと思った。
幼い頃から、そんな現実を前に呆然と立ち尽くしていた。
3歳の時には間違いなく、もうその状態だった。
諦めてしまった。
どうにもならなかった。
灰色の世界だった。
ただ、一つ下の弟にだけはそんな思いをさせたくなくて、いつも手を引いていた。
いつも近くにいた。
あの子に私は救われていたのだと思う。
もし、幼い頃の私に会えたら…
「あなたは何も悪くないよ。
みんな見失ってるだけなんだ。
だから、誰も悪くないんだよ。
弟をこれからも守ってあげてね」
って言ってあげたい。
諦めて、できることをやって、
諦めて、できることをやって、
その繰り返しが、いつの間にか絶望になっていた。
人を感じることも、自分を感じることもできなくなっていた。
いや、人だけじゃない。全て。
そんな私を
同じように厳しい現実を知りながらも、その人らしい選択をしている人たちが助けてくれた。
(弟もその一人、この前バトンに共に参加した高校時代からの友人も)
周りの人を幸せにしなきゃ、私の生きている価値はない。
そう、ずっと信じてきたけど。
少しでも何か力になれたら…と思いながら、
結局、いつも、とてつもなくみんなに助けられていることを思い知る。
私の握りたかった“価値”なんて、ちっぽけなものだった。
バトンに参加してから、
私は私のこれまでの人生を振り返り、再び体験したように思うのです。
本当の私と、絶望した私と…。
その中で、
私は本当は何を選択したいのか、
この人生をかけて、何を観たいのか、
また自分に問い直すことができました。
そして、これから、
生まれ変わった私は、私の人生を歩き出せます。
みんなが彩りを戻してくれた世界の中で。
『想い』を感じながら。
shoko
あなたも、
私のように自分に価値を感じられなくて、苦しんでいるのかもしれません。
あなたにも『想い』を知ってほしい。
あなたの人生にもきっと必要なものだから。
本当のあなたの中にあるものだから。
そらさんのブログ