クッタクタでした…
ここ数日間の行動はこんな感じでした。
日曜→月曜
日高方面へ宿泊研修
(厚真の街も通りました。厚真は学生時代にサーフィンにも行きました。あの街でこんなことが起きるなんて、胸が痛いです。)
火曜→水曜
東京出張
水曜は、自宅が台風の影響で未明から夕方まで停電していたそうです。
夜に空港に着くとJRが止まっていて、バスとタクシー待ちの人々で1,000人くらいがロータリーに並んでいました
夫に迎えにきてもらい帰る道は防災速報が鳴るほどのゲリラ豪雨。
道路はあちこち倒木していて落葉だらけ。
台風のひどさがわかりました。
その夜に大地震。
すぐに停電。
寝る前にスマホを充電器に差さなかったことを心底後悔しました。
私は職場から災害召集がかかったので
湯船に水をため、夜明けを待って6:30頃に出勤しました。
息子が起きてきて、「がんばってね♡」と玄関で見送ってくれたことが救い。
災害時に自分は安全な場所にいて
家族を自宅に残すことに申し訳なさもありましたが、家はおそらく崩壊しないだろうこと、なにかあったときに私が1人で子供2人をみるよりも、夫はいざとなったらなんでも対応してくれるだろう…という安心感がありました。
車のラジオやテレビでしか情報を得られない家族に会社で情報収集して伝える…ということを業務と並行しておこないました。
(ガソリンスタンドも停電で営業停止していたため、テレビやスマホ充電のためだけに車を使うことを控えてもらいました)
会社には備蓄品がたっぷりあり、
これから応援者もきてさらに用意が増えることになっていたので
オムツ、モバイルバッテリー、乾麺、パン、乾電池、ガスボンベ、アルファ米、水などを家族用に確保させてもらえました。
これがのちのち本当に助かりました。
午前中は家族も会社も楽観的でした。
が、15時を過ぎても電気が通らず、
「復旧までに最大で1週間の見込み」のニュースが出たあたりから異様な雰囲気になっていきました。
なにをどうしても
電気が復旧する気配がない。
いよいよすることがなくなり、
17時頃に帰宅しました。
そのうち
スマホの電波も
どんどんなくなっていきました。
自宅には親やきょうだいが集まり過ごしていました。電気が通るまで心細いのは同じだったようで、賑やかでした。(2家族が泊まっていってくれました。客間と子供部屋に寝てもらいました。)
水とガスは無事で、調理ができて幸いでした。
(IHにしなくて本当によかったと思った瞬間)
電気が通るまではみんなで冷蔵庫の食材を持ち寄り一緒に食べました。
お祝い用に冷凍していたいくらや肉を消費しなければいけないため、豪華な食事が続きました
子供達はいつも通り元気が有り余っていて、
でも余震と台風の影響で倒木などが怖くて公園では遊べず、大人が大変だったそうです
興奮もしていて、そのおかげか6時半に寝てくれて助かりました。
夜はキャンプ道具と会社から支給されていた防災グッズが大活躍。
特にヘッドライトとラジオ。
リビングの灯りはランタンで十分でした。
自宅キャンプ状態…
金曜、停電から27時間経過。
公休日。
朝から電波がなかったため
電波を拾いに定期的に市街地まで車で出かけました。
充電があっても電波がなくなるとは…
これは想定外。
ガソリンスタンドは5時間待ち、
コンビニやスーパーは大行列で
在庫がなくなると休業。
夕方になると復旧した地域も増えてきましたが我が家のエリアはまだ停電中。
「本当に復旧するのかな?」と不安になってきました。
先に復旧した家の後輩が様子を見にきてくれて
洗濯物を持ち帰り、洗って戻してくれました。
ありがたい…
子供がいると1日でも洗濯ができない日があると洗濯物がすぐに山積みです。
また、親友の自宅で
ルンバの充電もしてもらいました。
これで合間に掃除機をかけられたことも助かりました。
そうしているうちに、夜の22時過ぎにようやく電気が復旧。
44時間の停電でした。
長かった…
我が家は病院も施設もないエリアだったので、復電は一番遅いだろうねと話していたとおりになりました。
早寝早起きの65歳以上が多く、子供が少ないエリア。近所の方達も昼間は畑をいじったりBBQをしたりして、ジタバタせずに過ごしていたようです。
水とガスがあったので
停電もこれくらいなら余裕だけど
これ以上だと精神的にキツいねというギリギリのタイミングでの復旧でした。
本当にありがたかったです。
防災まとめ
ヘッドライト、モバイルバッテリー、ラジオ、乾電池の常備は必須。
乾電池は単3がたくさんと、単2、単1などもあれば重宝する。
キャンプ道具で活躍したのはランタン(+ランタン用ガス)。LEDのミニライトも電池ひとつでかなり明るくなりました。
冷凍庫には板氷やアイスノン。(キャンプ用でした。これが2枚あったおかげで冷蔵庫はマシでした)
こども関係は
離乳食、お湯で作れるお粥、紙オムツ、水。
ガソリンは常に最低半分以上にしておく。
食品庫に乾麺、水、缶詰などをためておいたことも奏功。
職場からアルファ米、おしりふき、身体ふき、オムツ、水、モバイルバッテリー、ガス缶、コンタクトの液、乾麺などをもらいました。
備蓄品をもらったお礼に、職場に豚汁とけんちん汁、おにぎりを大鍋で持参して出社しました。カップ麺ばかり食べていたみんなは本当に泣いて喜んでくれました。
停電直後
乳製品、ガソリンがなくなる
2日目、充電に大行列
3日目、葉物野菜や肉、魚が不足する
…という感じでした。
あと、
・8時頃に大地震がくる
・地響があるから大地震がくる
…という「NTT情報の友達情報」「現地の自衛隊情報」「自衛隊の嫁の友達の友達の友達の情報」などがやはりLINEを中心にたくさんまわってきました。どれも微妙に文章が違うの。
正直、
そーゆうのを拡散する人の気が知れない。
「自称自衛隊の知り合い情報はガセ」と思ってましたがね。
あのね、
地震予知ができたらノーベル賞取れますから。
地震予知を実現したくて日本が研究にどれだけお金をかけていると思っている。(←地学好き)
それでも出来ないんだぞ。
「本当かわからないけど」と枕詞をつければいいというもんじゃない。
確定情報以外を拡散させるのは
善意でも迷惑です。
拡散するなら自分で公式リリースを調べてからにしましょ。
職場の通常運転もまだなされておらず
慌ただしい日々が続いていますが
親類や地域と会社に助けられて
なんとか賑やかに過ごしています。
みんなが心穏やかに過ごせる日が早く訪れますように。