10日ほど前、約1年間住んだオホーツクに別れを告げ、息子ともども札幌近郊に引越しを済ませました。
出発前日は支援センターにお礼の挨拶に行き、息子と名残惜しく家の周りを時間をかけて散歩。
オホーツクでの僻地育児まとめ
2015年6月(生後2ヶ月)
夫のいるオホーツクエリアへ。
この何もない街で日々何をして過ごせば良いのかと途方に暮れたもんだった。
最初は家と近所の散歩で精一杯。
たまに早上がりした夫が街中のショッピングセンターやコーチャンフォー(本屋)に連れ出してくれるのが唯一の楽しみだった。
2015年7月(生後3ヶ月)
子育て支援センター初訪問。
ここから自分の中で環境が大きく変わる。
日中に話し相手がいることのありがたさを沸々と感じ、暇を見つけては足を運ぶように。
そのうち同じ月齢のお友達も顔を出すようになり、親同士も「顔見知り」から「お友達」へと自然と関係が出来ていった。
2015年10月(生後6ヶ月)
ベビーサインとベビースイミングを開始。
ベビーサインは息子の成長を長期で見てくれる人が出来たことがありがたかった。
ベビースイミングは、豪雪地域のため冬は引きこもりになりがちな毎日の中、外出の口実ができたことがとても良い気分転換になった。
通うのに慣れた頃、レッスン後にお弁当を食べているママさんグループの中に飛び込んでみてからはママさんとの交流も通う楽しみの1つとなった。
2016年4月(1歳)
雪解けが進むと地域ママさんとの交流がますます盛んになり、気がつくとほぼ毎日会うように。(こどもの遊び場が少ないので特に連絡を取り合わなくてもその辺でバッタリ会う)。
ようやく仲良くなり始めた頃に残念ながら私が引っ越すことになりました。
引っ越す1週間前、
仲良しのママ友さん3人が「送別会しよう夜抜け出そう」と言ってくれ、息子をそれぞれ旦那に預け、家の裏の居酒屋で3時間半ほどおしゃべりを楽しんだ夜。
この地でこんな出逢いがあるとは思わなかったので、離れる寂しさにぐっと込み上げるものがあった
息子と2人きりで過ごした夫は寝かしつけまで終えてくれて、「息子との絆が深まった気がする。楽しかった」と言ってくれて私も嬉しかった
出発前日は支援センターにお礼の挨拶に行き、息子と名残惜しく家の周りを時間をかけて散歩。
見送りまでしてくれてありがとう
次はいつ遊びに来れるかな。
シフトで3連休があったら飛んでいくよーと再会を約束
…と、オホーツクは私達家族にとって、とても思い出深い土地となりました。
息子の一番最初のお友達が出来た場所
これからも繋がりを大切にしていきたいと心から思った。
最後に
オホーツクの僻地で子育てして良かったことまとめ
①とにかく子どもに優しい
超過疎地のため子どもが少なく、どこへいってもありがたがられる(?)
特に、
子育て支援センターの手厚さはダントツ。
毎月どのイベントに参加しても良く、先生が手作りおやつを作って出してくれる日や、託児してハンドメイド出来る日、保育園の子と一緒に遊べる日などイベントばかり。
システマチックな煩わしい手続きもなく気軽にフラっと立ち寄って雑談できる、そんな雰囲気が維持されているのは先生の力が大きいと思う
街中のセンターが混むからと片道30分以上かけて通うママさんがいるほど親切なセンターでした。
息子の保育園グッズまで作ってもらえるとは思わなかった。
ここがなければ楽しい僻地育児とはならなかった。
②木育施設が充実している
少し車を走らせれば、「ザ・北海道」な規模の木育施設があちこちにある。
そしてどこも空いていて伸び伸びと遊ばせられた。
木のぬくもり感じる巨大すべり台や砂場、からくりオモチャや手動のメリーゴーランドまで
札幌近郊にはそんな規模の施設はあまりないので
増えて欲しいと願うばかり。
③大自然の中の子育て
動物園はないけれど、
一歩外に出ればお花畑・源泉かけ流し温泉・海・山・湖がすぐそこ。
牛・馬・キツネ・鹿・狸などを見る機会もたくさんあって、いつも息子と大興奮したな
毎日キャンプ場の朝の匂いで目覚め、森林セラピーし放題
夜は肉眼で天の川が見える天然プラネタリウム
週3くらいで近所のあらゆる日帰り温泉巡りをして(料金も安い)息子も温泉マスター
観光地に暮らす醍醐味を存分に味わった1年間だった。
ああ、また住みたいなあ。
僻地で子育て、オススメです
在宅勤務などが出来る人には是非一度体験して欲しい
そんな時代が来るといいなー
ありがとうオホーツク。
また会う日までみんな元気で