中学受験生のR君との

社会科の授業。

 

 

時期的に過去問錬成です。

こんな問題があったのですが。

 

 

問:1948年以降に日本が結んだ

条約を古い順に並べよ。

 

a.日韓基本条約

b.日中平和友好条約

c.日米安全保障条約

 

 

それぞれの締結年は

 

a.日韓基本条約 1965年6月

b.日中平和友好条約 1978年8月

c.日米安全保障条約 1951年9月

 

 

そこで正解は

 

c→a→b

 

です。

 

このやり方では

歴史的な事項の年号を

全て覚える必要があります。

 

大人でも無理です。

小学生ならなおさら。

 

 

どうすればよいか。

 

R君にはこう伝えました。

 

 

「日本と親しい国で考えてみよう」

 

 

そうすると

 

アメリカ→韓国→中国

 

となりますね。

 

 

日本は

 

韓国を植民地として

中国とは日中戦争をしました。

 

被害を及ぼした

という点では

韓国も中国も同列。

 

 

そこで、

仲直りのための条約だから

 

韓国と中国と

どちらが仲直りしやすいか

 

と考えてみましょう。

 

 

韓国は西側、資本主義の国

 

一方の中国は東側、社会主義の国

 

 

仲直りするのに

自分=日本と立ち位置が同じ

資本主義の国=韓国の方が

 

仲直りしやすいよね。

 

 

このあとも

似たような問題が続きましたが

 

R君、真剣にひさぺーの

説明を聞いていたので

 

社会の問題を考えるときの

ポイントを理解してくれた

 

と思います。

 

 

国語では

主人公の心情や

筆者の主張を

考えるのに

 

よく「行間を読む」

という言い方をします。

 

文章には書かれていなくても

文脈から判断していくことで

 

心情や考えを読み取る

わけですね。

 

 

これは社会科でも

使えるやり方なんですね。