国語が苦手な生徒さん。
国語の成績が伸び悩む理由
がいくつかあるのですが
今日はそのうちの1つ
をお話しようと思います。
中学受験生ではまれですが
非受験の生徒さんには多い
タイプかと思います。
それは、そもそもの
「語彙が不足している」
ということです。
見開き2ページで
上半分が文章
下半分が問題
とよく見る形式の問題集で
在籍の学年より2~3年下
のものであっても
3~5つ前後の意味がわからない
語句があるんですね。
これは正直、かなり重症といえるでしょう。
学年が2~3年下ということは
仮に5年生なら2~3年生用
の問題集ということですから。
本来ならその学年のときに
身につけておくべき語句の知識
遅くともその次の学年では
習得しておいて欲しいものです。
それをせずに時間ばかり
すぎてしまったことに
なります。
国語=日本語です。
日本語に関してお子さんがたは
「ネイティブ」
になるわけなので
学年が進むにつれて
理解するべき語彙は
急激に増えていき
要求されることは
どんどんハードルが
上がっていくわけです。
「語彙の不足」を補うのに
問題集だけでは難しいです。
文章を読んでも
文章中に意味の分からない語句
がいくつも出てきます。
当然、文章の内容が理解できません。
ならば、と辞書で1つ1つの意味
を確認しながら読み進める
という手段をとったとすると
間違いなく
「国語なんかキライ!」
ってなります。
そもそも国語から気持ちが
離れているのに
ダメ押しのように
面倒なこと=嫌なこと
をさせるわけですから。
非受験の特に国語の成績が
良くないお子さんの
国語の成績を伸ばす難しさ
はここにあります。
これが中学受験となると
語彙を補うことも大切
なのですが
少なくとも文章の内容は
理解できているので
それをより深く理解する
学習をしていけばいいわけ
です。
ここが大きく違います。
どうすればいいのか。
言葉のシャワー
を浴びるのがいちばんかと
思います。
シャワーを浴びる
=いろんな語句に触れる
機会あるごとに
ではなく
意識して触れる機会を作る
クイズ番組でもいいですし
まんがでもいいです。
つい先日のお釈迦さまの
誕生日に
とある生徒さんに
「天上天下唯我独尊」
って聞いたことある?
と尋ねたところ
「鬼滅の刃」で見た
と返ってきました笑
そうした話題を
お友だちや親御さまと
一緒にできるような
そんな雰囲気になると
語彙に興味を持つことが
できるのかな
と考えます。