千葉県公立高校入試問題考察

の3回目。

 

今日は社会科です。

 

 

大問1 融合問題

 

千葉県公立高校の社会科では

千葉県に関係することを

出題しますが

 

大問1からの登場です。

 

(1)年代順に並べる(明治維新~19世紀後半)

 

定番の並べ替えです。

基本的な問題でしょう。

 

(2)環境問題(ヒートアイランド)

 

現代社会で問題になっていること

はよく出題されます。

 

特に環境に関することは

必須の知識でしょう。

 

(3)公民問題

 

(4)関東地方

 

資料(表)から関東地方の

どの県か考える問題。

 

 

以上から、資料1はそれほど

重要ではないですね。

 

 

大問2 日本地理

 

(1)資料問題県

 

農産物(お茶)や産業(パルプ)から

静岡県が答え。

 

教科書レベルの難易度でしょう。

 

★(2)資料問題(洪水対策)

 

地下の貯水ダムの写真から

何かを考えさせる問題です。

 

★★★(3)記述問題 

 

京都の景観を守る取り組み。

 

指定された2語のみでなく

プラス2語の計4語のキーワード

と、理由→結果という文構成

で書くことができるか

がポイント。

 

中学生には難しいかも。

国語力ですね。

 

(4)地形図の読み取り

 

毎年出題さる定番問題です。

 

 

大問3 世界地理

 

(1)地図

 

「赤道」の位置を答えさせる

のは公立高校模試では過去に

何度も出題されている定番中

の定番。

 

メルカトル図法の経線の本数

から、経線1本分の経度を

計算で求める問題。

これも類題がよく見られます。

 

完答というのが難しいかも

しれません。

 

★(2)時差問題

 

谷川俊太郎の詩から

地球上の各都市の朝昼夜

を考える問題。

 

おもしろい問題だと思います。

 

(3)アメリカの農業

 

定番です。

 

(4)イギリスの植民地

 

イギリスの植民地だった国

の国旗にはイギリスの

「ユニオンフラッグ」が

ついているというのが

知識としてあるかという問題。

 

(5)資料の読み取り

 

国別の固定電話と移動式電話の加入数

から国名を考える問題。

 

表をしっかり読み取れるかがカギ。

 

 

大問4 日本の歴史(古代~近世)

 

パネルを見て考える問題。

ほぼ毎年出されています。

 

(1)弥生時代

 

世界史との関係を考えさせる

問題。

やや難しい問題かもしれません。

 

(2)班田収授法

 

口分田の不足から墾田永年私財法

が出されるに至ったことが

知識としてあるか問う問題です。

 

(3)鎌倉時代

 

年代順に並べかえる問題。

教科書レベルの難易度かと。

 

(4)江戸時代

 

天保の改革の人物とやったこと

を問う問題。

教科書レベルでしょう。

 

(5)江戸時代

 

交流のあった国について

考えます。

ちょっと難しいかもしれません。

 

 

大問5 日本の歴史(近代現代史)

 

(1)岩倉使節団

 

団長が岩倉具視なのは基本ですが

同行した最年少の女性が津田梅子

であることは、やや難かもしれません。

 

(2)日露戦争前後

 

年代順に並べ替えます。

 

大きな歴史的な出来事には

前後に大切なことが続く

ので、そうしたことを

しっかり押さえているか

がポイントになりますね。

 

(3)ワシントン会議

 

同じく大きな歴史的な出来事

である第一次世界大戦後の

国際社会のことです。

 

★★(4)満州国

 

記述問題。

満州国は傀儡政権であること

を説明できるかですね。

 

(5)時事問題

 

2025年に大阪で万国博覧会

が再び開かれますね。

 

 

大問6 公民

 

成人年齢引き下げに関連しての

問題です。

 

 

(1)消費者基本法

 

消費者保護についていくつかの

法令から選ばせてます。

「基本」というのがポイント。

 

★(2)金融

 

「直接金融」というこまかな知識

を問われました。

やや難の問題です。

こうしたところで上位校は点差が

つくでしょう。

 

(3)商品・サービス

 

資料の読み取りが煩雑です。

 

 

大問7 公民 国会

 

(1)人権思想の歴史

 

これもよく出ますし、社会人として

ぜひ知識として覚えておいて欲しい

ものですね。

 

(2)新しい人権

 

「知る権利」から「情報公開」

と書かせる問題。

 

新しい人権はよく出ますね。

 

★★(3)選挙

 

特別国会について説明する問題。

 

これもよく出ます。

授業でも「出るよ」と言ってます笑

 

 

大問8 国際社会

 

地域主義について。

 

(1)アルファベットの略号

 

これは難しかったと思います。

完答というのが点差になったでしょう。

 

(2)TPP

 

日本が参加するまでに

あれこれと話題になりましたし

 

アメリカが離脱したときは

ニュースになりました。

 

時事問題ですね。

 

 

○総評

 

問題数はハッキリ言って

多いと言えます。

 

 

教科書にあるような用語といった

基本的な知識はもちろんですが

 

社会で問題になっていること

環境や経済、気象などなど

 

広く浅い知識が必要です。

 

その上で

資料(図・表・写真など)を

読み取る力と

 

説明している文章をよく読む

読解力

 

が必要な問題です。

 

 

こうしたことを意識した備え

が必要と考えます。

 

 

 

 

 

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