千葉県公立高校入試が今日で終了
しました。
入試問題について
考察をしていきます。
今日は国語です。
大問一 聞き取りテスト
聞き取りテストが始まった
ころは
会話の内容を尋ねる程度
の難易度でした。
今年度のものは
単に会話の内容自体
をこたえるものでなく
話の内容をもとに
話し手の視点を尋ねるなど
より「論理的な思考」
が求められるもの
となっています。
○大問二 漢字の読み書き
漢字はここ数年と同じような
難易度かと思います。
○大問三 説明文
文章の内容自体は
教科書に掲載されている
ものと同じぐらいに感じます。
ただ、問題が
・文章全体の構造
・対比の関係
を問うもので
これは
文章をしっかり読み取ること
ができるか
がポイントになるでしょう。
○大問五 物語文
・心情問題
・登場人物について
と、物語文の典型的な問題
が続きます。
こちらも説明文同様
難しい問題があります。
・登場人物の人物像を対比で考える
・心情の変化を情景から考える
というのは点差がついた
と思います。
○大問六 古文
「宇治拾遺物語」と
ポピュラーな者からの出題。
比較的読みやすい文章
ですので
内容自体は読み取りやすかった
と思います。
文章の説明を二人の会話を
読んで考える
といった文章量が多い点
がネックになったかも
しれません。
○大問七 作文
例年通り、資料(表)から
読み取れることと自分の考え
を書くものです。
資料の数値の変化を的確に
とらえること
なによりも自分の考えを
書くことができるか
は点差がついたと思います。
○総評
全体的に文章量が多く
速く読むことが求められます。
対策としては日ごろの学習から
・問題の演習量を増やす
・印つけなど強弱をつけた
文章の読み方の練習
・時間配分=時間間隔を身につける
が必要でしょう。
中学受験の国語の問題が
記述にシフトしてきている
ことを考えると
難易度は易しいと言えるでしょう。
逆に、上位校では
1問1点で合否に直結すること
になると思われます。