コロナ後遺症?
今日でコロナ発症して20日目です。
(症状がでた日を1日目と数えて。RAT陽性反応が出た日からは18日目)。
まだ疲労・倦怠感があって、1日に1回食事を作る以外、ほとんど何もできません。
吸入ステロイド薬で咳はかなり抑えられていますが、まだ喉がもやもやして、時々咳き込みます。
それからブレインフォグ(頭がぼんやりして集中できない)が続いていて、何かひとつするのに、ものすごく時間がかかります。
でも昨日はひとつ進展が!
お昼にヨーグルトを食べたら匂いを感じたので、もしかして、と微香性の練り香水を嗅いでみたらはっきり香りがわかったのです。
甘い香りが強くてあまり使っていなかったジョルジオ・アルマーニのSiという香水(ケイト・ブランシェットが広告している)も、匂いが戻ったら嬉しくなって、家で寝ているだけなのに、あびるようにつけてしまいました(笑)
嗅覚異常が治っただけでも回復のきざしがみえて、とても嬉しいです。
では映画レビューです。ネットフリックスで鑑賞。
初見でもとても楽しんだけど、頭がボーっとしてたので、後日二度見しました。
オンライン鑑賞のいいところですね。
「ミセス・ハリス、パリへ行く」(2022)
アメリカの人気作家ポール・ギャリコの長編小説を、「ファントム・スレッド」のレスリー・マンビル主演で映画化。
1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスは、勤め先でディオールのドレスに出会う。その美しさに魅せられた彼女は、フランスへドレスを買いに行くことを決意。どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまう。しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ公爵ら、出会った人々の心を動かしていく。
支配人コルベール役に「エル ELLE」のイザベル・ユペール。「クルエラ」などのジェニー・ビーバンが衣装デザインを手がけた。映画.com
レビュー
気持ちがほっこりする、素敵な寓話でした。
当時の格差社会を背景に、困難に負けず夢を追うミセスハリスの姿にこちらも一喜一憂し、エンディングには本当によかったと、とても幸せな気持ちになりました。
ディオールが全面協力したという、メゾンでのファッションショーやドレスの再現が素晴らしく、うっとりします。
ディオールの専属モデル役のポルトガル人女優アルバ・バチスタちゃんがとても可愛い。最後に一瞬映ったボブにボーダーのスタイルもすぐ真似したくなりました。
彼女の可愛さは「ブレードランナー2049」でアナ・デ・アルマスちゃんをはじめて見た時くらいの衝撃
実生活ではクリス・エヴァンスの恋人なんですってね。気持ちはわかりますよ〜。
アナとベン・アフレックスの時みたいになりませんように、と余計なお世話ですが(笑)
劇中で彼女に恋するディオールの会計士役のリュカ・ブラヴォーさんもまたイケメンで素敵。若いサンローランをイメージしたルックスで、メガネがとても似合います。
彼はネットフリックスのドラマシリーズ「エミリー、パリへ行く」(原題 Emily in Paris)に出演しているそうなので、いつかチェックしてみなきゃ。
こんな風に若い二人の恋物語もありますが、夫を戦争で亡くした還暦間近のミセス・ハリス(レスリー・マンビル)にも二人の男性の存在が。
こちらのストーリーもほろりと切なくとてもいいです。
その男性の一人、ジェイソン・アイザックスはハリポタで長年マルフォイの父として悪役を演じてきたけど、こんなダンディでいい人の役をみるのは嬉しいです。彼は現在60歳だそう。素敵な60歳
そして主役のレスリー・マンビルさんは還暦まぢかどころか、現在67歳!
でも役柄ぴったりで、よかったですよ〜。
この話はこれまでにもテレビドラマやテレビ映画、そしてミュージカルにもなっていたそうで、YouTubeで1992年のアンジェラ・ランズベリー版の短いクリップをみてみましたが、悪くないけど、やっぱりこちらの方が格段にいいです。パワーアップ!
ディオールのマネジャー役のイザベル・ユペールさんも役柄ぴったりで、この映画の格を上げていたと思いま〜す。
ファッション好きには特におすすめ。
気軽に楽しめる小品ですが、こういう映画も必要です。
星四つ。
おまけ
ミセス・ハリスがディオールに憧れるきっかけとなったこのドレス。
芸術ですね!
衣装デザインのジェニー・ビーバンさん、さすが!