前回のブログでは、夫の腫瘍マーカーはとりあえず安定している、とお話しました。
腫瘍マーカーはわずかに上下するも、この数か月、オプジーボ&ヤーボイと、(おそらく)放射線のアブスコパル効果のおかげで、たしかに安定していました。
が
実は5月に受けた脳神経科の定期検査(MRI)でひとつだけ再発が見つかってしまっていました。
5月30日から二泊で入院。
ガンマナイフで退治しました。
6月1日の早朝退院し、そのまま軽井沢へ週末旅行へ。
今回は友人の運転する車に乗せてもらって行きました!
コテージに泊まったのですが、BBQしてキャンプファイヤーして、また一つ良い思い出ができました
それから、実は
ずっと異常なまでの夫のお腹の張り出しが気になっていました。
でもよく食べるし、太ったのかな、と思っていました。
でも、最近になって食欲が落ちて。
なんとなく腕・脚は細くなった感じなのに、相変わらずお腹だけはものすごい出てる。
まさか腹水・・・?と思って、
主治医に検査をお願いしたら、
PET-CTをやるとのことで、6月7日に受けてきました。
今日、6月11日。
今日は放射線科でまず、腰の痛みの原因だろうと思われる腫瘍をいくつか放射線治療しました。
今回は1回だけでいいらしい。
そして主治医に検査結果を聞きに。
小腸に転移した腫瘍がずいぶん大きくなっている。
肝臓の腫瘍も大きくなっている。
腸の腫瘍が腸管を圧迫して、通りが悪くなっていて、
お腹にたくさんガスが溜まっていました。
それは苦しくて食欲もなくなるよね。。
便秘したり、そうかと思えば突然下痢したり。
モルヒネは8mgのパッチを貼っているので、便秘は副作用としか思っていませんでした。
2週間前の腫瘍マーカーでは、安定だったはずなのに。
PETでないとわからなかった。
もうオプジーボ&ヤーボイが効いていない。
次の手段は、最後の砦、ダカルバジンの投与。
ダカルバジンとは、古くからある悪性黒色腫に使われてきた抗がん剤です。
効くかどうかは10%の可能性。
免疫療法と違って、良い細胞も叩くタイプの抗がん剤なので、副作用がどう出るか。
2週間後に投与することになりました。
心に蓋をしていた感情が溢れました。
心の置き場のない、混乱。
実は、昨日母から連絡があり、入院中の私の祖父の全身状態が悪く、体がもうすぐ旅立ちの準備をしているそう。
今夜は持つのか、という状態。
11歳の時から十代を一緒に暮らした、祖父。
思い出が蘇ります。
会いに行くまで、待っててほしい。
今日は、祖父を想い、夫との思い出が蘇り、去年亡くなった祖母が恋しくなり、精神的にずいぶん参ってしまっています。
人生は無常で険しい。