昨夜、夫が腎臓付近がものすごく痛むと訴えるので、
ついに去年使っていたモルヒネを再開しました。
舌下錠のアブストラルだけでは痛みは治まらず、モルヒネパッチの方も使用。
年末年始で持ち分が足りなそうなので、訪問医の先生にLINEで電話して相談。
明日には追加分を届けてくれるように手配していただきました。
去年のパッチをとっかえひっかえ、たくさんモルヒネも飲ませていた記憶が蘇り、ついにモルヒネをを再開する時が来てしまったことがものすごく悲しくて、泣きながらパッチを貼ってあげました。
今日、2023年12月29日
今朝の夫は、眩暈がすると言こってフラフラしていました。
モルヒネの副作用かな。。。
でも昼間は予定通り夫と二人で川崎のコストコへ。
実は私は車の免許を今年の4月にとったばかり。
脳腫瘍がある夫はもう運転できません。運転が大好きな人でした
それなら私が運転するしかないか、、、
ということで、去年冬から教習所に通いました。
無事に免許取得してから数回夫を助手席乗せて運転しましたが、最後に運転したのはもう数か月前。
久しぶりの運転 きんちょー
子供を後ろに乗せると気が散るので、友人が子供を預かってくれて助かりました
無事に帰宅。夫は疲弊していますが、なんとか用事は済ませられました。
そして事故らなくてよかった
2022年夏
要介護5、余命3ヶ月を言い渡され自宅で緩和ケアを受けることとなった夫
左脳にできた大きな腫瘍の出血が原因で(後から知るのですが)、
右半身不随、言葉も話せなくなった夫。
言葉が口から出ないだけで、意味は理解できるので、夫の妹が紙にイラストを描いたものを、夫が指で指して意思表示するなど、コミュニケーションを工夫しました。
食事は潰したり、細かくしたり、離乳食を作るように食べやすく工夫しました。
栄養のバランスを考え、尚且つ夫の好きなものをなるべく作りました。
潰してたりするので形は無かったものが多いけれど、色んなおかずをワンプレートに並べました。
人間の最後の楽しみは「食べること」です。
せめて、「美味しい」って思ってもらいたい。一生懸命作りました。
近所のオーストラリア人のママ友が、ヘルシーで美味しいスープやデザートを作って度々差し入れしてくれたり、
別のオーストラリア人の友人Aは、時々我が家に来ては得意の料理をしてくれて、私の負担を軽減してくれて、夫にも食べさせてくれました。
Cファミリー(D&Mちゃん)や
別の親しい友人たちも、私のことを心配してテイクアウトのごはんを差し入れしてくれました。
美味しく食べてもらうには、口内環境も大事です。
毎日丁寧にスポンジで口の中を拭ってあげて、歯磨きもしてあげました。
(丁寧にやってたつもりですが、半身不随だと口がうまくあかなくて、しかも
不随の右側に汚れが溜まったり、慣れないので結構難しくて、時々「オエッ」ってなって、睨まれたりしてました 汗)
訪問歯医者さんにも来てもらって、お口をクリーニングしてもらいました。
我が家は3階建てで、一階は夫の寝室にして、2階はリビング・ダイニングなのですが、夜ごはんは、子供達が夫の部屋で食べたり、なるべく孤立しないようにしました。
ある日の夕飯。肉食男子なので、肉はしっかりめに。
夫の家族は、ワインもグラスに一杯注いで、飲ませてました笑。
薬漬けの体にアルコールは大丈夫かい、とも思ったけど、どちらにしろ大丈夫な状態ではなかったし、とにかくできるだけ、少しでも家族との団らんを楽しんでもらいたかったです(団らんにはワインありきです。)
後になって、夫は私に言いました。
「しょうこの作ったごはんが唯一の楽しみだった」って。