親子の会話

 

梅雨空の下、こんな理科体験はいかがですか。

 

 

雨粒で理科体験

 

雨の日の植物には

葉っぱの上に「まるい」雨粒をみかけることがあります。

どうして葉についた雨粒は丸くなるのか。について

話してみてはいかがでしょうか。

 

雨の中、直接植物を目にしたとき、

また、キッチンで料理をしているときなどが

活用できると思います。

 

その理由については、

葉の表面にあるワックスのような成分が

水をはじいているのだ、と考えやすいが、
それ以上に

下記①のケースが水をはじいているとわかっています

①葉の表面に凹凸がある葉や、短い毛が生えているもの

その他に、

葉の表より、実は裏側の方が水をはじいているケースが
多いこともわかっています。

 

 

少々詳しくなってしまいますが、

参考までに植物の葉の表面の様子についてふれておきます。

・トウモロコ 葉脈にそってざらざら

・キュウリ  毛がはえている。ちくちくする

・ナス    毛が生えている ふわふさ

・トマト   ざらざら

・サツマイモ つるつる 

・ジャガイモ ざらざら

 

 

雨粒が丸くなる理由


「どうして雨はまるくなるんだろう」

なんてつぶやいてみてはいかがですか。
または比喩を使って

「雨粒ってまるでレンズみたいね」

というのもおもしろそうですね。

 

水が球形になるのは、

水はたくさんの水分子が
たくさん集まっている状態なんだけど

その分子同士が、

できるだけ表面積を小さくしようとして

引っぱり合っているから丸くなるんだって。

それを表面張力っていうんだよ。

なんてお話されてはいかがでしょう。
 

ただ、子どもというのは

親の言葉をじっくり聞いてくれないものです。

そこで、「論より証拠」

計量スプーンで水を測ってみると

盛り上がっている様子がわかると思います。

 

計量カップの目盛りを読む

計量カップで液体を測る経験は、

中学受験、高校受験にもよく登場する

実験器具の使い方へつなげることができます。

 

 

計量カップの場合、
カップと液体の親和性が高いため
カップの側面にそって水が上がってしまいます。