親子の会話

 

まもなく梅雨がやってきます。
そんな時期だからこその工夫をご紹介します。

 

使うことばをひと工夫

雨の日であっても、

外出をしなければならないことがあります。

そんなときこそ、お子さんとの会話に

下記のような言葉を練り込んでみては

いかがでしょうか。

 

❶「あいにく」ということばをつかってみます。

 

・今日はあいにくの雨だけれど

植物は喜んでいるよね。

 

・今日はあいにくの雨だけど

雨について考えるにはいい機会ね。

などです。

 

❷「雨の恵み」について考えてみます。

 

・植物は一度根づくと、一生をその場で過ごします。

 たいていの場合、雨は恵みの雨です。

・植物だけではありません。

 人間にとっても欠かせないものです。

 日本の水道水の安全性は

 世界トップレベルだと言われています。

 ですが、世界約200か国の中で

 水道水をそのまま飲める国は10か国強だと

 いわれています。

  • 日本
  • オーストリア
  • アイスランド
  • アイルランド
  • スロベニア
  • フィンランド
  • ノルウェー
  • オランダ
  • デンマーク
  • 南アフリカ共和国

 上記情報参考資料

 [PREMIUMWATER」→こちらから

 

 

 

 反対に飲料水がとても高価な国は
 たとえば、エジプト、リビア、サウジアラビア

 カタール、アラブ首長国連邦など等…です。

 

 そんな国々を地図や地球儀を使って調べながら

 水について考えてみる機会にされてはどうでしょう。

 

❸ 「雨足(あまあし)」

❹ 「雨模様」

❺ 「雨宿り」

❻ 「雨上がり」

❼ 「雨降って地固まる」

❽ 「雨後の筍」

などなど

 

ちょっと確認しておきたい
雨にまつわる言葉
 

(1)「天泣」(てんきゅう)
 晴れているのに雨が降ること

空が晴れているのにぱらぱらと細かな雨が降ることですね。
「狐の嫁入り」や「天気雨」なんていいますが、

正確には「天泣」(てんきゅう)といいます。
雨が降ってくる間に、雲が移動したり消えたりするために

起こる現象です。

でも、昔の人は晴れているのに雨が降るなんて不思議だ、
きっと「天が泣いている」と考えたからのようです。

 

(2)「時雨」(しぐれ)
 さまざまな雨の言葉に

小雨にまつわる言葉の1つです。
秋の末から冬の始まりに、通り雨のようにパラパラと降ったり
やんだりを繰り返す、小雨を意味しています。
時雨が起きることを「時雨る(しぐれる)」ともいいますね、
国語(現文・古文)を学習していると
ときどき遭遇することばですが、
その言葉のイメージがつかめていると
深い読みができるので、確認しておきたいことばです。

 

「時雨」から派生したことばの例です。

「小夜時雨(さよしぐれ)」…夜に急に降る
「月時雨(つきしぐれ)」…月が出ている夜に雨が少し降るという
 美しい情景を意味する

 

(3)「村雨」(むらさめ)
 強まったり弱まったりする雨

激しく降る雨としとしとと降る雨を繰り返す通り雨のことをいいます。
にわか雨は急に降ってくる雨をさしますが、

村雨は雨の強さが変化する場合に使われます。

 

次回は雨の日に体験できる

「理科」や「社会」です。