2024年入試結果報告

紆余曲折はありましたが…

全員第一志望校に進学です!

1月校 
受験校/合格校

栄東、早稲田佐賀、

東邦、浦和明の星、

渋幕を受験

 

渋幕で1名病欠にて
受験ができず。

それ以外は無事合格。

2024年渋幕入試結果
例年女子は厳しいです。

2月校 
第一志望受験校および進学校

開成

麻布

早稲田高等学院

桜蔭

女子学院

駒東

聖光

 

 

 

結果発表はまだ残っておりますが
進学校が決まりましたので

2024受験はこれにて終了です。

 

☆上記は直接指導に携わった生徒10名のみの
 結果を掲載しています。

☆CAS生(カウンセリング+学習コンサルタント生)
 8名は別途結果をご紹介する予定です。

 


2024受験を振り返り

当方はマンパワーが小さいので
「全員合格」といっても
少ない受験生の結果です。
その点はご了承ください。

大切にしているものから
一部をご紹介
①「コツコツ」継続

知識その1

子どもが知識を獲得する方法は
「体験から」が理想です。
 
子どものやる気は
過去の体験に紐づいてい
考えているので、
幼児期や低学年のころは、
日常生活でできる
*「先行体験」を駆使してきました。

*先行体験とは、机上で「あっ、これ知ってる」と思えるような体験を
日常生活の中でできるような工夫をいいます。
でも、
中学受験で必要とされる知識量は膨大です。
通塾がはじまると「体験から」とはいって
いられませんね。
また、上位校に挑戦する場合は
知識を駆使して、どこまで考えられるかを
試されることが多々あります。
とはいえ、覚えることが多いと感じると
過度なプレッシャーになってしまいます。
そこで、できる限り
「コツコツ学ぶ」「くり返す」、
そして、「継続する」を心がけています。
 
前回もご紹介しましたが
今年、導入した

インスタグラム(花マルちゃんねる
(総理大臣シリーズ/事件シリーズ)

X(旧Twitter)「知るは楽しい図鑑」

の活用において

その成果を確認することができました。
 

すき間の時間を活用して

ちょっと見る。
ふとそれを思い出して
モヤっとしているものがあったら
もう一度見る。
そうしているうちに
「あれ!それ、わかる!

インスタにあった…」となりました。

 

2024年受験では、

過去問を始めた秋口に

その成果を感じられることが

たくさんありました。

知識その2
漢字や計算、地理や歴史、理科の知識など、
知らないとゼロ、知っていれば得点できるし
考えを導いてくれるというものがあります。

 

そんな知識を身に着ける時は
手を使うことを怠らないようにしています

 

幼児期から筆記具を持つことは楽しいんだ、と

思えるよう工夫しました。
 

手を使って

「書く」「描く」「書く」を繰り返し
「書くこと」が無理なくできるようにしてきました。
 

②概念や理屈の理解
「なぜ」
「わからない」
「不思議」を大切に

知識の中には
どうしてそうなるのかがわかると
グッと身近に感じるられ、
使いこなせるようになるものが
たくさんあります。
 
たとえば物理や化学関連などは
その代表例ですね。

そのような学びには
「ていねいに」
「時間をかけて」
子どもが
「慣れるまで」または
「使いこなせるという実感が持てる」まで
根気よく、粘り強く基礎固めをします。

③「自分で考える」を
  大切に! 

子どもには全部を教えないようにしています。

もう少しのところでできるのになぁ~。
もう少しのところでわかるのになぁ~。
という気持ちのところまでサポートし、

そのあとは考えてもらいます。

その「もう少し」が

子どものやる気を引き出してくれるからです。

 

親は子どもに「わからない」といわれると
理解するまで教えてしまうことがありますよね。
ですが、「もう少し」のところで

あとは子どもに考えてもらうことが

成長につながると思っています。

過度にヒントを与えたり

先廻りして

正解に誘導したりしないようにしています。
 

わたしたちは

子どもからの「わからない」に対しては

「わからないの。どこが」といって
子どもが自分の状況を
自分の言葉でいうのを待ちます。
また、そのときは
助け船も出さないようにしています。

すでに国語力のある子には
ていねいな解説を用意します。
文章を読んで理解する訓練にもなるので
効果的です。

何回か同じことが繰り返されると
子どもの中で
「自分でも考えないと先に進まない」
「わからないなら、それをうまく伝えないと進まない」
というのがわかってきて、
「自分で考える」が
少しずつ増えていきます。
 

④国語力の育成

専門家の方々の中には
「算数が大切だ」とおっしゃる方が多いですね。
ひらめきに出合えたり、
解けるようになると楽しい教科です。
 
ですが、当方の2024受験の結果は
国語力が支えたと自負しています。
 

国語は後回しになりやすい教科ですが

これからはますますその力は必要になると

考えています。


日常生活のちょっとした工夫で育てることができる
教科です。その工夫についてはまた、ご紹介して
いきたいと思います。
 

最後に
過去に、全勝で中学受験を終えたのに、
その後、学習についていけず…という子がいました。
受験指導のテクニックの怖さを痛感した経験です。
その経験から多くを学び、
すでにかなりの時間が経ちましたが
その子のことを忘れたことはありません。
 
今、目の前には、2024受験を終え、
満面の笑みを浮かべた子どもたちがいます。
今は、合格できた喜びでいっぱいです。
でも、合格はゴールではなくスタートです。
このことを肝に銘じて、彼らの成長を見守って
いきたいと思っています。