お買い物の帰り道
子どもの目の高さに

花が咲き始めていました。

子どもは花に駆け寄ります。

その背中に

「今ごろ開花するのはツツジかな」と

声をかけました。

 

ツツジといえば

「筒ジ」なので

花びらは合弁花です。


合弁花の仲間

 

でも、合弁花といっても

まだ体験の少ないわが子には

わかりにくいので、「

「まるで筒のようなかたちだよ」

「まるでラッパのようなかたちだよ」

と比喩を使って表現します。

 

比喩と同時に副詞の呼応(まるで~のように)も
ちょっと隠し味に加えます。

その花は大ぶりで豪華です。
 おしべの数は5~約10本

 花が咲いてから新葉がでます。

開花→新葉の順です。

 

その様子は

ほんの2週間前に愛でたソメイヨシノのようです。

 

子どもがじっと見つめるツツジの花の上には
葉桜になったソメイヨシノが風にゆれ、

ソヨソヨと波のような音を立てています。




ツツジとサツキはよく似ていると言われますね。
でも、サツキはツツジの開花時期には新葉を出し、
ツツジの花が終わること、
それを待っていたかのように
ツツジとは小ぶりの花を咲かせます。
新葉→開花の順ですね。
何だか、ツツジの開花を応援しているような、
見届けているように思えるのは

わたしだけでしょうか。
 

*ツツジには毒をもつものもあります。
お子さんが手にふれたりしないように
してあげてくださいね。