オマケ
今年最初の泪した文章です。
去年デビュー10周年を過ぎ無謀とも思える持ち歌150曲を2日間4公演で4大都市で慣行し、その時の大阪ライブをまるまる収録した4枚組のBOXのライナーノートからの抜粋です。
本人としては当初DVDに出来たらなぁ、なんて思っていたらしいですが、とても時間の容量的に収まるサイズではなく、Blu-ray BOXのみの発売となりました。
ALL SONGS LIVE
~あとがき~
まだ持ち曲が5曲くらいしかなかった頃、ライブで歌う曲はいつも同じでした。
でも次のライブまでに新曲を作ろう!
その繰り返しで1曲1曲増えていきました。
作った時に感じている事と、ライブで聴いてもらってはじめて感じる事と、曲によってさまざまでした。
いつのまにか曲が150曲と増えて、ライブでやる曲は代表曲、最新アルバムの曲という風になっていき、昔の曲やマニアックな曲はあまり歌わないようになってしまいました。
もちろん自分にとっては、どの曲も大切だし、聴いてもらいたいし、知って欲しいのです。
そんな思いから、今回の全曲ライブツアーをやらせて頂いたのですが、まさか2日間で約14時間歌い終れたあとで「まだまだ歌える!楽しい!」と思うなんて考えもしませんでした。
普段なかなか歌わない曲を歌える事が楽しいわけじゃないんです。
そんな影に隠れているような曲でも、知っていてくれる人が、目の前に自分の目の前にいる事が嬉しくて仕方なかったんです。
誰かと全ての気持ちを共感し合う事なんて出来ないけれど、たった1人でも「そうだね」と言ってくれる人がいたら、それだけで救われるし、力をもらえます。
だからやっぱり私はその為に曲を作って、ライブをしているんだなぁ、とこの全曲ライブで改めて思いました。
そんな自己満足な全曲ライブを本当にやらせてもらえた事、実現する為にたくさんアイデアを出してベストな答えを一緒に考えてくれたスタッフのみなさん、弾き語りだからこそ、とても重要な音響チーム照明チームのみなさん、映像編集で長時間大変な作業だったスタッフのみなさん、そしてこの本で大阪公演を振り返り1曲1曲を文字にして頂けた事本当に感謝しております。
どうも有り難うございました。
何よりあの日あの場所に足を運んでくれたみなさん、そしてこのBlu-ray BOXを手にして下さったあなたに「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。
またどこかのライブで会いましょう。
奥華子

