『ブログのネタ的にはそのまんま、でしょ!』
と、言う事らしいです。
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今年音楽活動三十四周年の沢田聖子は新たな転機を迎えようとしています。一九七九年五月に“イルカの妹”というキャッチコピーのもと『キャンパススケッチ』でのデビュー時、十七歳でしたが、今はアラフィフの大人のアーティスト。
『ここにきて、あえて十六、十七、十八歳ぐらいに書いていた楽曲と正面から向き合ってみようと思いました。 当時の楽曲は夢見る夢子さんみたいな、まだ恋も愛もわからない恋に恋する少年少女の幼い作品ですが、今の私がそれをどう表現できるのかにすごく興味が湧いてきて、やろうと、思ったんです』
こうしてできあがったのが彼女の十代の淡い思いを鮮明に再現したセルフカバー・アルバム「Singer Song Writer~GREEN」。 収録曲は彼女の初期の三枚のアルバムを中心に自作曲をチョイスした全十六曲。
『今私が書こうと思っても書けない言葉だったり、メロディーだったりがそこにいたんですね。 それを忘れていたので、今作れない楽曲が当時はあったんだなっていう新鮮な感覚もあって、やって良かったです』
彼女にとっては温故知新で、まさに“初心”を思い出すことで現在の立ち位置を確認したということ。
『このアルバムを聴いて、皆さんに思い出してもらいたい。 グリーンな時代があったんだ、ということを』
彼女からのエールソングです。
(音楽評論家・富澤一誠)
2013.7.9
東京新聞記事より。




