今回は10th アルバム
「Potential」
のレコーディング中のインタビュー記事です。
今月は、お仕事に全力投球する、マジな聖子の横顔をリポートしてみました。
ニュー・アルバムのレコーディング中にごそごそとおじゃま虫。
新しい彼女、みつけたよ・・・・・・。
春ごろにアルバムが出るよっていう嬉しいニュースは、先月号でお伝えしましたけど、そのレコーディングも、いよいよ佳境に入ってきて、聖子クン、ガンバッテます。
「たいへんですね、のひとこと。なるべく自分の詩を歌いたいと思って、一生懸命作ってるんですけど・・・・・・今日も、ひとつボツになりました、カハハ」
好きさ、その明るい性格。B型だからデス・・・と、軽~く言ってくれるのです。
「でも、どこがいけないのって思うこともあります。やっぱり(自分の詩は)ひいきめに見ちゃうんですよね(笑)」
それでも、デビュー当時からの、気の合ったレコーディング・スタッフとのコンビネーションは、目下、絶好調。言いたいことを、どんどん言い合って、よいアルバムを作る。これは、非常に大切なこと。やっぱり、シアワセモンの聖子なのだ。
「今度のアルバムでは、今までの5年間を振り返りつつ、現在の自分の心境を歌いたいと思ったんです。前の”アンジェーヌ”は5周年記念のレコードだったけど、またそれとは違った意味でね。ラブ・ソングばかりじゃなくて、22歳の自分の気持ちを出したいんです」
今まで、聖子の歌を聴いて、つらいことから立ち直れた人、悲しい気持ちを少しでも忘れられた人、多いと思う。
「これまで、前進あるのみ!ていうカンジの歌、多かったんですよ。でも、5年間やってきて、こんな大変な世界に入ってしまって、正直言ってアセッたこともあるし、やめようかな、ほかの仕事しようかな、と思ったこともチラッとあるんです。だから、前進ばっかりでなく、ちょっと後退プラスαの世界を歌ってみようか、なんて・・・・・・」
全曲、自分の作曲であること、そして、ちょっぴり大人になった彼女の一面をのぞかせてくれて、素敵なレコード、作れそうだね。
オマケ
1981.11.12に広島工業大学の学園祭でのセットリストです。
この時は前座に「阿呆鳥」が出て、聖子さんの出番は短めでした。
風と少年
バクの夢
いつか君に
雨の日のサンシャイン
遠い街に憧れて
坂道の少女
青春の光と影
シオン
素敵な朝
