前回のブログ投稿から2か月経ってしまいました…
特に昨年の10月から年末年始、現在まで、賃金改善計画の依頼がかなり多く、大変でした。

さてさて。残すところ、2か月で新年度ですね。令和6年度の保育園運営はどうなるのでしょうか。

国が進めたい項目を保育関係予算案から取り上げると…

保育現場のDX実現に向けた『保育現場のICT化の推進』が、毎年形を変えています。

令和4年度では、①保育に関する計画・記録、②園児の登園・降園の管理、③保護者との連絡の3つの機能全てを一体的に備えたシステムの導入が要件だったのですが、

令和5年度では、必要な機能のみを選択して導入する場合も補助対象とすると見直されました。

令和6年度では、保育所等におけるICT化推進等事業が、新規(!?)として概算要求されています。

その内容は、

■保育の周辺業務や補助業務に係るICT等を活用した業務システムの導入を支援するとともに、都道府県等で実施されている研修について、在宅等で受講できるよう、オンライン研修を行うために必要な教材作成経費等を支援する。

■都道府県が実施する保育士試験の申請手続や保育士資格の登録申請手続等について、自治体の保有する各種情報との連携を可能とするために必要なシステム改修費等を支援する。

■実費徴収や延長保育等を利用する際にかかる費用の徴収について、保育士の業務負担軽減の観点から、キャッシュレス決済を導入する場合の費用について、新たに補助対象とする。

です。

ICT化まるごと含めた補助金…とても面白いですが、各項目ごとに、要件を考える方も大変かと思います。

そして何より、保育の現場でキャッシュレス決済が普通な世の中になるなんて!ほんとに便利になってきましたね。

 

東京都行政書士会豊島支部の新人研修会にて

講師を務めました