友人とオーストラリアのシドニーへ行った。

青い空に青い海。

そして帆船のように美しいオペラハウス。

都会と自然が融合したようなこの都市にずっと憧れを抱いていた私は、ワクワクが止まらなかった。

車で2時間ほど行けば、ブルーマウンテンズという世界遺産の雄大な森へ行けるのも魅力の一つだ。


シドニーの街を歩いてみると、昼間からテラス席でお酒を飲んでいる人達が沢山いた。仲間同士なにやら楽しそうにおしゃべりしている。

確かにこのカラッとした青空の下で飲むお酒は最高だろうなぁと混ざりたくなる。

オーストラリアの人達の人生を謳歌している姿がとても素敵で印象的だった。


ちなみに私は英語を全く話せない。

これまで英単語とジェスチャーでなんとか乗り切っていたのだが、あるお店でチョコレートバナナシェイクを頼むことにした。

日本でカタカナで話している言葉を英語で発音するのってなんだか恥ずかしい。(自意識過剰)

一度試しに「チョコレートバナナ」とカタカナで発音してみるが、店員さんは「??」といった様子。

仕方がない。。と腹をくくり、オーストラリア人になったつもりで「chocolate banana」と言ったところなんとか通じた。ふぅ。

誰も気にしないのは分かっているが、照れくさい。こんな調子だからなかなか英語が上達しないのだろう。英語を話せる日本人はみんな役者なのかしら。(いい意味で)


そして私が最も楽しみにしていたシドニー水族館へ行った。こんな大自然の国でわざわざ室内?と思われそうだが、何を隠そう私はカモノハシにどうしても会いたかったのだ。

哺乳類でありながら卵を産む不思議な動物、カモノハシ。カモのようなくちばしに水かき。そしてビーバーのような尻尾。

こんなに可愛い生き物が世の中にいるとは。。!

水槽の前でキュンがとまらない。

可愛い姿とは裏腹に、実は泳ぎがかなり速く、オスのカモノハシは後ろ足に毒針をもっているらしい。


帰り際、水族館のショップでついカモノハシのぬいぐるみを買ってしまう。

ぬいぐるみといっても、カモノハシモチーフのキャラクターではなく、がちなカモノハシに似せたぬいぐるみだ。当然遠くからみるとただの茶色い塊にしか見えない。それでも私にとってはとんでもなく可愛いく、今回の旅の宝物になった。