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元・銀行員 ~ 華麗なる転職!~そして独立へ!

転職~独立・・・・・波乱万丈な元銀行員の日記

 シリーズ第11作です。


 休暇で太平洋に浮かぶ神海島(こうみじま)を訪れたコナン、蘭、小五郎、阿笠博士、灰原、園子そして少年探偵団の3人は、そこが海賊アンとメリーの財宝が眠る島として、観光客が増えていることを知ります。


 ところが、丁度来ていたトレジャーハンターが鮫に襲われる事故が発生。 しかし、居合わせたコナンは事故ではなく、殺人事件であることを見抜きます。


 更に、襲われたトレジャーハンターの仲間たちが、アンとメリーのゆかりの拳銃とカットラスを盗むという暴挙にでるのでした・・・・・・・。


 ジョリーロジャーとは海賊旗のことです。


 今回のアニメは、かなり原点に戻っている感じがしました。 前作と違い、スケールも背伸びせず、登場人物も自然な形で、出てきます。


 ストーリー展開も、映画なりの規模感を持ちつつも、コナンの推理も冴え、細かいところまで、しっかりと作られている感じがしました。


 特に、ラスト前の園子と蘭の友情、新一の蘭に対する愛が良く描かれていて、シリーズでも良作と言えるかと思います。


 ということで、この映画の評価は5段階評価で


 ・・・・・・・☆☆☆☆ですね。


 結局、このシリーズは愛と友情の物語ということですかね。 こういうものが散らばっているのが、このシリーズの魅力だと思います。


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 シリーズ記念第10作です。


 ミラクルランドに依頼人から招かれた毛利小五郎。 なぜか、蘭やコナン、そして少年探偵団の面々もつれてくるように言われます。


 そこでミラクルランドVIP専用のIDを取り付けたみんなは、小五郎とコナンを除きミラクルランドに入ります。

 

 残された小五郎とコナンは、そのIDに爆発物が仕掛けられており、12時間以内にある事件を解決しないと、爆発してしまうと教えられます。 果たして、2人は、その事件の内容を知り、解決することができるのでしょうか・・・・・。


 シリーズ記念作ということで、メンバーがほとんど出てきます。 刑事たちはもちろん、大阪の平次や、キッドも登場します。


 ただ、無理にそうしようとした感じもあって、チョット面白みに欠けました。 特に、ラストでキッドは必ずしも必要なかったのではないかなとも思いました。 その分、工藤新一と蘭のいつものパターンでも十分だったかと思います。


 そのあたりが、映画であるが故の性なんですかね。 映画の場合、テレビと違い、意外性のある展開やラストが求められます。 その上、豪華キャストにしなければというプレッシャーもあり、ああいう展開のストーリーになったのかと思います。


 ということで、この映画の評価は5段階評価で


 ・・・・・☆☆☆ですね。


 劇場版は今18作までできていますが、20作までは頑張るのでしょうかね。 その時の作品には期待したいと思います。


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 新シリーズ第2作です。


 前作で恋人グウェン(エマ・ストーン)の父親が死に際に残した「グウェンに近づくな」という言葉に苛まれ、スパイダーマンであるピーター(アンドリュー・ガーフィールド)は、グウェンと別れることにします。


 一方、危ないところをスパイダーマンに助けられたマックス(ジェイミー・フォックス)は、かつてピーターの父が勤めていたオズコープ社の電気系統の事故により、電気人間に変身してしまいます。


 そんなオズコープ社に、ピーターの友人で、オズコープ社総帥の息子であるハリー(デイン・デハーン)が亡き父を継ぐべく戻ってきます。 お悔みのためにハリーを訪ねたピーターに、ハリーは、自身の病気を治すためにスパイダーマンの血が欲しいと言い出すのでした・・・・・。


 とにかくアクションシーンの連続。 最初から、最後まで戦うスパイダーマンが描かれます。


 敵は、マックスが変身した「エレクトロ」に、ピーターと同じくクモの毒を注入したハリー。 そして、ラストは意外な展開を見せます。 後先を考えないこの展開は、チョット観客もビックリしたかもしれませんね。


 率直に言って、「続編作る気あるのか!」という感じです。


 空中を遊泳するシーンは、とても迫力ありましたが、飛行機が出てくるシーンは、何となくCGが甘いように思いました。


 ということで、この映画の評価は5段階評価で


 ・・・・・・・・☆☆☆ですね。


 まあ、続編は作られるのでしょうが、この展開でできる続編はあまり面白くなさそうな気がします。



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 三谷幸喜監督作品です。

 織田信長が本能寺で討たれ、信長を討った明智光秀を羽柴秀吉(大泉洋)が討った後、信長の跡目をだれにするかで、清須城で会議が持たれました。


 一方は、信孝(坂東巳之助)を押す、宿老筆頭の柴田勝家(役所広司)。 それを支えるのが丹羽長秀(小日向文世)。 一方は、信雄(妻夫木聡)を押す秀吉とそれを支える軍師官兵衛(寺島進)。 力と力ではなく、知恵と知恵をぶつけ合う合戦が、ここに始まったのでした・・・・。


 観終わって、本当に面白かったです。 三谷さんの作品は、オリジナルな脚本が多く、面白いけど、ラストのスッキリ感が足りない作品も多かったのですが、この作品は、歴史に基づいているので、非常にストーリーにスッキリ感がありました。


 出演者は本当に豪華です。 上にあげた人だけでなく、佐藤浩市や浅野忠信、松山ケンイチ。 女優では、鈴木京香に中谷美紀に剛力彩目。 他にも伊勢谷友介やでんでんなど、有名な人がたくさん出ています。 西田敏行もチョイ役で出てきたりして、流石三谷作品と言う感じです。


 しかも、これだけ豪華なのに、それぞれの俳優さんが出過ぎることもなく、それぞれの役割をこなしています。 主演の役所広司と大泉洋は、うまくマッチングするのかなと思いましたが、2人の掛け合いを観ると、大泉洋も決して負けておらず、非常にバランスが取れていたと思います。


 また、最初に書いた通り、ストーリー展開がテンポよく、ぐいぐい惹きこみつつも、ラストはスッキリ感があり、まさしくこれは三谷さんの代表作になるのではという感じでした。


 ということで、この映画の評価は5段階評価で


 ・・・・・・・・・☆☆☆☆ですね。


 途中、コメディもあり、その中でも、天下を狙う男たちの戦いと、それを陰で支える女たちの戦いがあって、非常に真摯なお話しでした。 これはお薦めです。


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 ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことで有名になりました。


 大伯母のタキ(倍賞千恵子)が急死し、一番かわいがられていた甥の健史(妻夫木聡)に、タキが書き綴っていた自叙伝が託されます。


 昭和10年山形から状況したタキ(黒木華)は、赤い屋根の小さいおうちの女中として平井家に仕えます。

主人の雅樹(片岡孝太郎)、奥様の時子(松たか子)にかわいがられるタキでしたが、ある日一人の青年が訪ねてきて、変化が訪れます。


 平井雅樹が役員を務めるおもちゃメーカーにデザイナーとして入社した板倉(吉岡秀隆)に対し、タキも時子も少しずつ惹かれていくのでした。 一方、戦争の足音もだんだんと高くなっていくのでした・・・・・。


 正確には、黒木華さんが銀熊賞(女優賞)を受賞したのでした。 彼女については、NHKの朝の連続テレビ小説「純と愛」で見かけて注目していました。 チョット地味ですが、脇役が似合いそうな女優さんで、これからも息長く活躍されるのかなと思っています。


 映画そのものは、ストーリーは、戦前の不倫と純愛話だし、スケールが大きな話でもないのですが、一人の人間の人生というテーマで、戦前の10年間を描いていると考えれば、面白いテーマかなと思います。


 また、出演者の演技も良く、特に黒木華さんの演技は、倍賞千恵子さんの演技があってこそ輝いたという感じで、倍賞さんの演技がとても光っていました。


 そして、すべてが明らかになった後の、ラストに向けて、観ている者が何となく、惹きこまれていく感じは、流石山田洋二監督かなと思いました。


 ということで、この映画の評価は5段階評価で


 ・・・・・☆☆☆☆ですね。


 この映画観終わって、最後に一つ疑問が残りました。 それは、タキの寝室にあり、遺品整理で最初に処分される小さいおうちの絵のことです。 あの絵をタキはどのようにして手に入れたのでしょう。 そこに、タキの秘められた人生があるような気がします。


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