シリーズ第12弾です。
米花市にある堂本音楽学校で爆破事件が発生。 2人の音楽家が死亡、一緒にいた女性バイオリニストも重傷を負います。
一方、その堂本氏が運営する音楽ホールが完成。 ピアニストからパイプオルガン奏者に転向した堂本氏が、こけら落としの演奏会を開くことになり、鈴木園子のつてで、蘭や小五郎、コナンや探偵団の面々が招待されます。
ところが、その間にも爆破事件が続き、更に、演奏会で歌う予定の秋庭怜子も何者かに狙われます。 そしてコンサート当日、怜子とコナンは何者かに襲われ、幕を開けたホールでは爆破事件が発生するのでした・・・・・。
シリーズの中でも非常に良くできていた作品だと思います。 ストーリー展開もテンポよく、コナンの推理も冴え、更に、登場人物にも無駄がなく、それなりに迫力もありました。
そして、何よりも、このアニメで良かったのは音楽でしょう。 演奏の良し悪しまで観客が理解できるくらいに、音楽が効果的に使われていました。
私は、以前「のだめカンタービレ」を観た時も思ったのですが、アニメは動画が売りというよりは、むしろ音が売りなんだと思います。 それだけ、音響が発達してきたということでもあるのでしょうが、効果的な音や音楽が、アニメを盛り上げてくれる。 さらに、こういうアニメでは、音楽そのものが、アニメの質を高めてくれるのだと思います。
ということで、この映画の評価は5段階評価で
・・・・・・・・☆☆☆☆ですね。
☆は4つか5つか悩むところでしたが、私としては、現時点でシリーズ最高傑作ですね。
- 劇場版 名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)(Blu-ray Disc)/高山みなみ,山崎和佳奈,神谷明
- ¥5,184
- Amazon.co.jp