昨日、熱海のMOA美術館に行ってきました。

今月は、仏教美術の名作ということで、

日本だけでなくアジアのさまざまな

仏教に関する仏像や曼荼羅や書など

興味深いものがたくさん展示されています。

(9月7日から10月3日まで展示)






歴史ものに全く造詣の浅い私でも

十分に楽しめる内容です。





私はやっぱりに目が行ってしまいます。

もちろん、書いてある内容なんか全然読めません!






けど、

この人は温厚な人だったんだろうなー

とか、読めずとも筆跡の特徴は分かるので、

人間像を勝手に分析することはできます。







お坊さんや書画家の方が作品として書いた

書は、もちろんその方の思いが入るので

すごく人間像を見つけやすいのですが、

私が興味を持ったのは、

経典や仏教の教えについて書かれた書






こちらは書いた人 = 教えを伝える人では

ありません。

つまり、

弟子や書記のような方が書いたものだと想像します。






経典などは

ピシリと、驚くほどまっすぐにきっちり書かれていて

今でいう楷書の美しい文字が多いのですが

教えを伝える書は、

それよりちょっとニュアンスが出ていて、

「私、頑張ってこんなにきれいに書いてるんですよ、

みんな、私の字、褒めてくれないかなぁ」

「うちの先生(?)、いいこと言うでしょ~

ここが大事なところですよ!ちゃんと読んでね」


などと、その人の仕事に対してのスタンスとか

書いたときの思いが伝わるような気がして

とても楽しいんです。






書は時代を超えて

書いた人の

  性格
  考え方のクセ
  行動傾向
  本人も知らない深層心理
  書いた日の心理状態


が現れます。






当時の方々は、書をたしなむ時点で

かなりの知識階級の方だったと思われますので

それなりに自分を律することができたと思われ

その日の気分で字が変わることはあまりなかったかも

しれません。






でも、書きグセにはその人の個性が表れます。

それがなんとも言えない味わいになって

書の面白みを引き立たせます。







墨の濃さなどもいろいろありますから、

この人は優しい暖かい人だったんだろうなぁ

下書き線もしっかり書いて、几帳面な人なんだなー

とか、本当にいろいろなことがわかります。






筆跡心理学を習っていなくても大丈夫!

直感で見ればいいんです。

この人は、どんな性格の人なのかな?

と考えながら、書を見てみると

観察眼が鋭くなりますよ。






それに何より、

悠久の古代人の性格を分析できちゃうって

なんだかワクワクしてきませんか?






あなたも今日から筆跡診断できるかも!

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   「超」久しぶりの筆跡心理学体験会

 開催日時:  休日昼 9/22(土) 14:00~16:00
 開催場所: (有)匠佳堂 新サロン 文京区白山
         [都営三田線 白山駅 徒歩7分]
         [東京メトロ南北線 本駒込駅 徒歩9分]
 参加費用: 5,250円 ※プチ診断(2,100円)付き
         ※当日現金払い
 申込方法: こちらの応募フォームからどうぞ      
         ※携帯からもOKです。
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