「人間」

この字なんと読みますか?

「ニンゲン」ですよね。




でも、

江戸時代は「ジンカン」と読んだのだそうです。





「ニンゲン」は、人そのものを指しますが、

「ジンカン」は、人と人の間のこと。

つまり、人間関係の事を指しているのです。





現代人って、ニンゲンという「個」のことばかり

大事にして、

ジンカンを大事にしなくなっていますよね。





今発売の『週間ポスト(7/20号)』に

秋葉原通り魔加藤被告の獄中手記が

掲載されています。


http://www.weeklypost.com/120720jp/index.html




これによると、

加藤被告をこの犯罪に走らせたのは

この前日までに

彼の数少ないジンカンを2つ失ってしまい

戻るところがなくなってしまったからだとわかります。

(週間ポストには「ジンカン」なんて書いてませんよ~)




ひとつは

彼の存在意義を主張できる掲示板

(人でないので正しくはジンカンではないですが・・・)

掲示板は彼の心情を吐露できる唯一の場所だったのに

そこさえ誰かにいやがらせをされ、

掲示板に思うように書き込みをすることが

ままならなくなります。

(実際は自分の書き込みに思うようなレスポンスがなかった
なかったことでの意地のようなものだったのかも)





そしてもうひとつは職場

作業着(つなぎ)を隠されたと思った加藤被告は

そこで仕事場を立ち去り、無断退職してしまいます。





犯罪に走る前は当然ながら

逡巡したでしょう。

やめようかなと思っても

戻る場所がもうないことで追い詰められ

彼を犯罪に走らせたといえます。





無差別殺人なんて

一般の人には考えられない犯罪です。

でも、加藤被告のように

自分の周りのジンカンを失いかけている人は

少なくないのではないでしょうか?





彼のようにジンカンを失った人が

正しい判断力をなくしたら・・・

こういう犯罪はまた起こってしまう気がします。





人とたくさん付き合って、

たくさんのジンカンを紡ぐことができるなら

それに越したことはありません。

でも、それがなかなかできない人もいます。

どうやって紡いだらいいかわからない人もいます。





怖いのは

ジンカンを持たないことで相手への関心がなくなり

相手の心の痛みも感じなくなることです。

でも、加藤被告はそうではなかったのです。

とてもつらくて寂しかったと思います。





なぜそう思ったのかは、

彼の筆跡から判断できます





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