3/1に書きました 、増上寺の看板文字、
どうしてこれが残念なのか・・・。
凛として立派な文字ですね。
この文字の特徴は2つあります。
頭部突出という、「木」の横線から上に出る縦線がとても長く、
書き出しにひねりが入っている。
「札」のヘンとツクリの間が狭い
頭部突出という、「木」の横線から上に出る縦線がとても長く、
書き出しにひねりが入っている。
頭部突出とは、「人より上に出たい!」という気持ちの強い人に多い
筆跡特徴なんです。
良い言い方をすればリーダーシップがある、イヤな言い方をすれば
「俺様」的な感じなんですね。
もちろん、天下の増上寺様ですから、この気質は当然といえば当然
といえるかもしれませんが、
気になるのは、起筆ひねりもあることなんです。
起筆ひねりとは、自分の考えをしっかり持っている人に多い特徴で、
凛とした方に多いのです。
が・・・
この看板の場合、ひねりがいくつも入っていますね。
ひねりが何カ所もあると「ポリシー」を通り越して「我が強い」
になってしまうんです。
なので、「オレ様のいうことを聞け!」というスタンスがここから
見え隠れしてしまうのです・・・。
「札」のヘンとツクリの間が狭い
ヘンとツクリの間には、書き手の心の広さが表れます。
この空間に他者を受け入れる気持ちがでるので、このような
性格の人の周りには良い循環ができ、人や情報が集まって
来ると考えられています。
このようにヘンとツクリの間が狭いと、
「この中に入ってくるな!」という縄張り意識が感じられます。
格式の高いお寺ですから、伝統や文化を守ることはもちろん大事です。
でも、お寺さんの本来の役割を考えると、もうちょっと開いていた
方が良いのかなーと私は思ってしまいます。
文字はいわゆる基本の形に乗っ取って書くと、きっちり・しっかりした
印象の文字になります。
しかし、書き手は一人の人間ですから、お手本を臨書しても、その人の
思いや性格や考え方のクセが、書き癖となって表現されます。
なので、この文字からは総じて増上寺さんのスタンスがわかります。
あっ、ちなみに増上寺さんを否定しているわけではありません。
近所に住まわせていただいていることを誇りに思っていますし、
しょっっちゅうお参りにも参内しています。
品格や伝統は大事です!
でも、もう少しゆるみのある字だったらもっと親しみを覚えるのになー
という、私の願望と思っていただければ幸いです。 m(__)m
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