「筆跡診断をしませんか?」というと、



「僕は字が下手だから・・・」と


逃げ腰になられることがあります。



筆跡診断は、その人の手書き力を計るもの


手書き力とは、


文字の中に書いた人の魅力が


どれだけ表現できているかということ。



何度も書いているように、


字の上手・下手ではありません。





相田みつをさんは手書き力の高い人です。



あの方の文字は、失礼ながら決して上手では


ありません。


しかし、暖かみがあって優しそうで、


素朴な印象があるので、


「こんな字を書く人に会ってお話をしてみたい」


「どんなことも受け入れてくれそうだ」


などと思うわけです。



会ったこともない人に、


会ってみたい、ステキな人と


思わせるような文字を書けること


それが手書き力です。




だから、手書き力の指針は人それぞれです。


自分の良さを表現できていればいるほど


手書き力は高いと言えます。




私が手書き力が高いなーと思うのは、


週刊新潮のカラーページに毎週


掲載されている、JR東日本の広告記事


「旅先からの便り」の手書き文字です。




あれは、座間真一さんという方が書いているの


でしょうか? 素朴でとても良い字です。


万年筆で書かれた濃淡がまた味わい深く、


横広の暖かい文字は、あちこちと旅をしながら


書きつづっているという情景が浮かび、


(当然ですが)広告の意図ととてもマッチしています。




この方の文字も一つ一つの文字は


(失礼ながら)そう上手ではありません。


しかし、全体的にまとまっていて良い雰囲気を


醸し出しています。




私ごとで恐縮ですが、私はどうしても


一つ一つの字にこだわってしまい、全体を見ると


なんだかバランスが悪いなぁと思うことが


しばしばあります。


これは、書き手の視野の広さに関係しているのだと


思います。




以前、歌舞伎長唄の人間国宝の鳥羽屋里長さんに


書に関してのお話を伺ったことがあります。


あの方もとても達筆ですばらしい字をお書きになります。


人に葉書を差し上げたりするときは、やはり、


全体のバランスを考えて書くとおっしゃっていました。


もらった人に「絵みたい」と言われることもあるのだ


そうです。


そのようなバランス感覚も手書き力の一つですね。




感性をとぎすませて、自分らしい自分の魅力あふれる


文字を書けるようになりたいものです。



文字なのに、絵のような印象で伝えられるなんて


とてもステキだと思いませんか?



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 じゃあ、「自分の字はどうなんだろう?」と思った方、


 筆跡診断 で自分の魅力を再発見してみませんか?


 今、自分が書くべき字のアドバイス もいたします。


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