本日は、第一回の矢野雅知先生に続き、第二回は有賀誠司先生(東海大学 健康学部 健康マネジメント学科 教授 JATI副理事長)に受けた薫陶(くんとう=良い影響)を書いてみます。
有賀誠司(以下 有賀先生)先生の存在を知ったのは、ボディビルダーとして、ご活躍されていた時でした。1993年位だと思います。
当時、有賀先生は、 ソニー企業株式会社アスレティックトレーニング研究所に所属されていました。
ソニー企業は、ジョンソン&ジョンソンのテーピングやNATA-ATC日本第一号の鹿倉先生で有名です。
当時、ソニー企業がショールーム兼フィットネスクラブとして運営されていた「セイファー」というクラブが渋谷にありました。そのクラブの会員だったのが宝田雄大先生(早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授。以下、宝田先生)でした。
その宝田先生が、東大の石井直方先生(以下、石井先生)の研究室で学ばれており、頻回に「石井先生と有賀先生」のご高名をお聞きしていたのです。
前記「セイファー」が閉鎖になり、姉妹クラブのような関係だった「XINスポーティング武蔵小杉=当時の筆者の社員勤務先」に移籍されてきたのです。
その後、NSCAが認定するパーソナルトレーニングの資格を取得する際の「事前講習会」を受講した際に、有賀先生からバイオメカニクスを学びました。
また、有賀先生が当時連載されていた月刊トレーニングジャーナルや、月刊コーチングクリニックを、熟読していました。
そして、私が、前記した「XINスポーティング武蔵小杉」が東急スポーツオアシスに事業継承となりました。
筆者が、東急スポーツオアシスの新宿店で勤務していた時に、「ハンマーストレングスなどで有名なライフフィットネス社」の日本法人が立ち上がりました。
そのご縁で、新宿店のスタッフ向け研修や、お客様向けのセミナーに有賀先生にお越し頂いたのです。
こちらがスタッフ向け研修の資料です。2001年ですね。
有賀先生は「ああ、XINにはマシンを搬入したのを覚えていますよ。」と僕のような青二才にも、ご丁寧にご挨拶頂いたのを覚えております。
その後も、僕は有賀先生の執筆される著書を購入したり、セミナーを受講したり、一方的に追いかけておりました。
追いかけていた理由は、有賀先生は要点をまとめたり、図や表にまとめられるのが、大変分かりやすいからです。たぶん、ご存知ないと思いますが、有賀先生の資料の販売協力もしておりました。
有賀先生の豊富な著書の中で、僕のおススメはこちらです。
競技スポーツの~は、誰かに貸して返って来ていないです(苦笑)
その後も、ご縁は続き・・・。
2006年に、JATI(日本トレーニング指導者協会)が立ち上がる際に、上級トレーニング指導者に推薦して頂いたり。※今では筆者も講習会を担当しております。大変光栄です。
健康運動実践指導者講習会で、有賀先生は「筋力トレーニング」を担当され、筆者は「ウォームアップとクーリングダウン」「ストレッチング」を担当したりと、時々お会いします。
いつも、とにかく丁寧で、かつ存在感抜群の筋肉なのです。
筆者など、有賀先生の足元の爪にも及びませんが、「難しい事を分かりやすく丁寧に」伝える意識を有賀先生から学びました。
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結語です。
薫陶を受けるとは、「人徳や品格のある人から影響され、人格が磨き上げられる」という意味です。
第一回の矢野雅知先生もそうですが、まさに薫陶を受けたのです。
それ以上の言葉が見つかりません。
次回の第三回は、「東京大学教授 石井直方先生」から受けた薫陶を書く予定です。宜しければお読みくださいませ。
駄文にて失礼致しました。
2020年12月27日 大久保進哉