説明します。関節は「回転運動」をしています。この回転運動の「回しにくさ」を物理学では「慣性モーメント」と言います。
野球やテニスなどのスイングスポーツでは、始めた当初に「バットやラケットを短く持て!」と言われた事はありませんか?
こんな感じです。
この「慣性モーメント」を小さくするのが、ポイントなのです。
例えば、肥満でお腹が出ている小学生や、背骨が固くなっている高齢者には、前転動作が苦手なのも「関節を曲げるのが苦手」なので「慣性モーメント」を小さく出来ないのです。
他に代表的な運動では、ヒップホップダンスが挙げられます。「後ノリ」と言われる独自のリズムに、関節を巧く「曲げる」事でリズムを取ります。
エアロビクスのインストラクターが「ヒップホップ」を苦手としている理由の一つが「関節を素早く曲げる事が苦手」だからです。
エアロビクスは「カロリー消費増大」が狙いなので、「関節を伸ばす」事に主眼が置かれているのです。リズムも「前ノリ」と言われています。
換言すればヒップホップは「巧さ」「座り込み」エアロビクスは「強さ」「立ち上がり」と言えるかと思います。
また、ヨガやピラティス、太極拳などは、静止や静止に近い動作が多いので、リズム感を養う為には最適では無いかも知れません。※そのため運動が苦手な人でもやりやすい
結語です。
昔から「動きが硬い」「リズム感がない」と言われた方は「素早く関節を曲げる」事を練習してみてはいかがでしょうか?
クロールも肘を曲げて、ハイエルボーにしたり、ボールを投げたり、ボールを打ったり。先入観にとらわれず、「頭を柔軟に」する事も「しなやか」には欠かせないでしょう。
では、そろそろ忘れかけている「プレミアムフライデー」も「情熱体力で!」(^_^)ゞ
参考文献はこちらです。