誤解 しなやかの違い④ ~関節を曲げる~ | パーソナルトレーナー大久保進哉の問題解決!

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パーソナルトレーナーとして、のべ1万人以上。セミナー講師として、1000回以上講演。健康運動指導士&健康運動実践指導者の養成講習会講師として活動中の大久保進哉のブログです。

運動指導者の価値を、医師、弁護士、税理士の三大専門家に並ぶ位に高めたいと思います!

第四弾です!昨日は女性の苦手な投球動作について、しなやかにする方法を述べました。本日のポイントは「関節を曲げる」です。運動が苦手な人や、動作が硬い人の特徴は「関節を素早く曲げる事が苦手」です。

説明します。関節は「回転運動」をしています。この回転運動の「回しにくさ」を物理学では「慣性モーメント」と言います。

野球やテニスなどのスイングスポーツでは、始めた当初に「バットやラケットを短く持て!」と言われた事はありませんか?

こんな感じです。


この「慣性モーメント」を小さくするのが、ポイントなのです。

例えば、肥満でお腹が出ている小学生や、背骨が固くなっている高齢者には、前転動作が苦手なのも「関節を曲げるのが苦手」なので「慣性モーメント」を小さく出来ないのです。

他に代表的な運動では、ヒップホップダンスが挙げられます。「後ノリ」と言われる独自のリズムに、関節を巧く「曲げる」事でリズムを取ります。

エアロビクスのインストラクターが「ヒップホップ」を苦手としている理由の一つが「関節を素早く曲げる事が苦手」だからです。

エアロビクスは「カロリー消費増大」が狙いなので、「関節を伸ばす」事に主眼が置かれているのです。リズムも「前ノリ」と言われています。

換言すればヒップホップは「巧さ」「座り込み」エアロビクスは「強さ」「立ち上がり」と言えるかと思います。





また、ヨガやピラティス、太極拳などは、静止や静止に近い動作が多いので、リズム感を養う為には最適では無いかも知れません。※そのため運動が苦手な人でもやりやすい

結語です。

昔から「動きが硬い」「リズム感がない」と言われた方は「素早く関節を曲げる」事を練習してみてはいかがでしょうか?

クロールも肘を曲げて、ハイエルボーにしたり、ボールを投げたり、ボールを打ったり。先入観にとらわれず、「頭を柔軟に」する事も「しなやか」には欠かせないでしょう。

では、そろそろ忘れかけている「プレミアムフライデー」も「情熱体力で!」(^_^)ゞ
参考文献はこちらです。