『彼女はキレイだった』

今回は第3話を振り返りたいと思います👀毎回同じこと言ってますが、あくまでも僕の個人的な感想ですので、好き勝手書かせていただきますが、どうぞご容赦ください💦


※以下、ネタバレとなりますので、まだご覧になっていない方はご注意くださいませ。



前回のラストで『私があなたの知ってる佐藤愛なの!!』と宗介にゲロってしまった愛。


と思ったら、実はその発言をする直前に、樋口が愛のケータイを切っといてくれたというオチ。

『なんだ、そういう展開ですか…』

と、ちょっと肩透かしをくらった気分だったけど、『樋口はどこまでイケメンなんだよ!』と、樋口の優しさにときめいてしまった(笑)酔っ払って記憶のない愛は、昨夜の顛末を翌朝の出勤途中に樋口から聞かされるわけだけど、この時の樋口の登場シーンがめっちゃ好き☺️

『おっはよー酔っ払〜い!』

と、安定の陽気さと満面の笑顔で登場😆

思わず、

『あなた体操のお兄さんですか?』と、職質したくなるような眩し過ぎる爽やかさ(笑)


登場する時、愛の左肩を叩いて、愛の意識を左側に向けさせておきながら、

右側から声をかけて驚かせるという、

小さい頃に誰もが一度はやったことがあるであろう、この王道過ぎるおふざけも、樋口がやるとめっちゃ可愛い✨


そして、信号待ちをしてるとこに備え付けてあったポールを軽快にジャンプして跨ぐところとかは、陽気なノリに加えてカッコ良さもあったりして萌えた。そして、樋口が酔っ払った愛のモノマネをするところとかは、笑えた(笑)

とにかく、このシーンの樋口の一連の言動、所作、全てが素敵過ぎて、開始数分でめっちゃ多幸感に包まれる自分😊

そして、気怠い出勤時に、こんな風な爽やか笑顔で声かけられたら、テンションブチ上がるだろうな〜と、またもや非現実的な妄想に走ってしまった(笑)


エレベーターで宗介と愛が2人きりになった時、宗介は愛に何か言おうとするんだけど、途中で宮城が乗ってきたことで機を逸してしまう。愛は『やっぱり怒ってる…』と言っていたけど、宗介はおそらく自分がタブレットに集中し過ぎてたことを棚に上げて一方的に愛に怒りをぶつけてたことを謝りたかったのだろなと思った。


結果的に、宗介はジェームステイラーとのタイアップ企画を成立させ、モストの編集部一同は、編集長の計らいで、そのお祝い会&決起会をすることになるのだけど、愛は同僚の須田から仕事を押し付けられてしまい、ひとり残業することに。残業を終えた愛は、電気を消そうと編集長室に入ると、一人で『宗介ごっこ』を始める(笑)

その矢先、誰かと電話をしながら、編集長室に戻って来た宗介。その際、愛は宗介が電話口で

『モストジャパンを廃刊になどさせません』

と話すのを聞いてしまう。愛は宗介にバレないよう身を隠していたものの、衝撃の事実に驚いて、うっかりズッコケてしまい、宗介に見つかってしまう。この時、誰も居ないはずの部屋に愛がいたことに驚いた宗介が、

『うわーっ、えっ、ちょ、え、何??』

と、クールな宗介から一変して、めちゃめちゃ素で驚いてるのが笑えた(笑)

宗介のメッキが剥がれた瞬間というか、こういう予期せぬことが起きると宗介の素が出るんだな〜と思わされる。3話では、こういう描写が他の場面でも出てきて、意識的に宗介の人間っぽい一面を描いてるのかな?という気がした。


"モストの秘密"を聞いてしまった愛に対して、『絶対に誰にも言うな』と口止めする宗介。この時は、完全に仕事モードな宗介に戻っていて、こういう宗介のギャップを、ケンティーはなかなか上手く演じ分けてるなぁと感じた場面だった。


その後、遅れてお祝い会&決起会の会場に到着する愛と宗介。樋口に呼ばれ、樋口の隣の席に座る愛。『カルビあるぞ〜』といつもの陽気な感じで愛に話しかける樋口だったけど、愛の様子が何やらおかしいことに気付く。


すると、いつもの陽キャラから一変して『なんかあった?』と頼れる先輩っぽく愛に聞く樋口。

この時に見せた樋口のギャップにも、ちょっと胸キュンしてしまいそうになる(笑)その直後、樋口のケータイが鳴って、樋口は一旦、席を離れるのだけど…

この場面がめちゃめちゃ気になった!!

愛も宗介も梨沙も、主要キャストの過去は大まかには明らかになっているけど、樋口に関しては、どんな過去があるのか、実はまだ全く明かされていない。


そもそも、樋口はなぜ、

ここまで底抜けに明るいキャラなのか??

陽キャラな一方で、自分の想いに気付かない愛の反応を見た時とかに、ふいに見せるちょっぴり切ない表情とかを見ると、僕にはなんだか、樋口がピエロのように思えてしまうというか、実はすごく人恋しいキャラで、人の愛に飢えてる過去とかがあるのかな〜?なんて勘繰ってしまう。


思えば、宗介も梨沙も、なんなら愛だって、過去に負の部分を抱えている設定なわけだから、樋口にも何か過去に闇を抱えている可能性があるかも?なんて思ったりした。そんなわけで、この場面の電話の相手が誰なのか??とかって、実はかなり重要なポイントのような気がした。


ウーロンハイとウーロン茶の渡し間違えで、うっかりアルコールを口にしてしまった下戸な宗介は、意識を失ってしまう。酔った宗介を宮城と一緒に自宅へ送り届ける愛。この宗介の自宅でのシーンで、愛は思い出のパズルを入れていたガラスを割ってしまうのだけど、ガラスの破片に血が付いていたことに気付いた宗介が、愛に絆創膏を渡そうとしていた描写は、宗介が本来持っている優しさを感じる描写だった。

宗介からのLINEにどう返事をしようか公園で悩む梨沙のもとに、またもや樋口が遭遇。樋口が梨沙のドリンクを倒してしまい、クリーニング代を払うことを口実に連絡先を聞き出そうとする流れは、梨沙の言うように、たしかに『ナンパ』としか思えなかった(笑)

しかも、断っているのに、その後もランニングについてくるって、これ普通に考えたら結構怖いというか、警察呼ばれてもおかしくない状況だよねって思った(笑)


観てる視聴者からしたら、樋口という人間のことをわかっているし、樋口のランニングウェア姿は眼福だし(これは個人的感情だけど笑)、

全然怪しい奴だなんて思わないわけだけど、何も知らない人からしたら、恐怖な状況だよな〜と思った(笑)


そして、あんな一瞬目にしただけのメモのことを覚えていて、

『あのメモ何?』
って聞いてる樋口の姿に、樋口って自分が興味関心を持ったことに対して行動的というか、面白そうなことに対してのアンテナが高い人間なんだな〜と思った。こういう人って、ホント人生楽しいんだろうなぁと思う。


第3話では、空港での愛の魂の叫びをきっかけに、宗介が徐々に愛のことが気になり(恋愛的な意味ではなく)、次第に愛に心を開いていく様子が描かれている描写が多かったように思う。出先から直帰予定だった宗介が、直帰せず編集部に帰ってきたのも、最近雑用を押し付けられがちな愛のことを心配してのことだったように思う。


そして、残業中、怪我をしている愛の指に、宗介が絆創膏を貼ってあげるシーン。

世ではこれを、『指キュン』なんて言うらしいけど、個人的に、ここの場面には、全くと言っていいほどキュンとしなかった(笑)


『キュン』よりも、イケメン役がヒロインに手当てをしてあげるという描写に、

『もしやこれもチェリまほに寄せてきた??』

と思ってしまった(笑)


このシーンもそうだし、この後で出てくる"樋口が跪いて愛にプロポーズするシーン"とか"樋口に宗介をハグさせて『BL』という言葉を言わせてるシーン"なんかもそう。


なんというか、

『チェリまほと同じロケ地』

とかで、チェリまほを感じさせられるのは、全然ウェルカムなんだけど、こういう匂わせ方は、あまりに多いと、観ていてちょっと気持ちが萎えるな〜と思ってしまった😅まぁ自分の勘繰り過ぎで、作り手にそこまでの意図はないのかもしれないけども…。


残業中、『出しゃばらないように周りのサポートに徹することが性に合っている』と話す愛に、自分も昔はそうだったと、突如宗介が自分の昔話を始めるのだけど、いくら愛に心を開き始めてるからって、自分が大切にしてる言葉とかまでエピソード付きで話すなんて、

あんな冷徹だった男がちょっとぶっちゃけ過ぎじゃないか??

と思ってしまった😅

ただ、このシーンがあったからこそ、

『どうして自分の可能性を信じないの?』

という、かつて自分が送った言葉を、宗介が大事にして生きてきたという事実を愛は知ることが出来たわけで、このことをきっかけに、一度は断った企画の立案に愛がチャレンジしてみたりとか、愛がイキイキと仕事をする描写が描かれていて、この時の宗介の言葉から、愛が少しずつ輝いてた頃のメンタルを取り戻していくという流れは良かったなぁと思う💡第3話の後半を観てると、やはり愛は、気持ちひとつで輝けるポテンシャルを持った子なんだろうなぁと思わされた。


けど、愛の言葉を胸に、

"愛の隣が似合う男になろう"

と頑張ってきた宗介が、外見も素敵になり、自分に自信を持てる人間に成長を遂げた一方で、宗介に素敵な言葉を送っていた愛自身が、自分の可能性を信じられなくなり、昔の輝きが失われてしまっているんだと思うと、神様のいたずらというか、人生って難しいもんだねと、なんだか切なくなるシーンでもあった。


翌日、出勤する愛を待ち構えていた樋口。あの焼肉屋で感じた愛の異変を、樋口はずっと気にしていた様子。樋口は愛を食事に誘うものの、愛は実家に帰る予定があったから断ってしまうんだけど、その時の

『えーっ。マジかよ、嘘だろ』

と、海外ドラマあるあるなリアクションで反応する樋口が面白かった☺️

やっぱり樋口の底抜けな明るさは好きだな〜としみじみ思いつつ、だんだんと、

『その底抜けな明るさの裏にある"なにか"は一体何なんだろう?』

と、やはりそこが気になって仕方ない。


宗介の話を聞いてから、今まで以上に仕事を張り切る愛。そんな愛の姿を見て、仕事中にクスリともしなかった宗介が微笑んだのは、ちょっと衝撃的だった。

そして、嫌なキャラではあるけども、宗介は編集部をまとめる上司としては、やはり優秀なんだなと思わされた。


なんだかんだで、愛の仕事ぶりをよく見ていて、前述の残業中に、アシスタントと雑用は違うと愛に説くところなんかも、なるほどな〜と思わされたけど、愛が須田から仕事を押し付けられそうになった際に『もし仕事量が多くてこなせないようなら割り振りを改めますけど』と須田に言ったのは、愛を守るためというよりも、第2話で『モストがルナを上回るためには部員の力を最大限引き出すことが必要』と言っていたように、愛が雑用をやることで誰かが手を抜いている状況では、編集部のパフォーマンスが上がらずルナには勝てないという、編集部を統括する者としての視点があるからこその言葉なんだろうなと思った。


そして、ネットが沸いた

宗介と樋口のハグシーン。

愛がうっかり落としてしまったパズルのピースを、宗介にバレないようにするため、咄嗟に樋口が取った行動だったわけだけど、この描写に関して、正直、僕はモヤモヤした。


もちろん、樋口というか衛二くんのハグ姿が観れて、

『ほんの少しでも喜ばなかったか?って言われたら嘘になる…』

けど、樋口に『BL特集のことを考えてたらつい』と言わせてみたり、単なる視聴率稼ぎのために、ワンポイントでBLを利用する手法に、なんだか同性愛を安売りされてる感じがして、観ていてあまり気分の良いものではなかった。


こういう演出について、

衛二くん自身はどう感じているんだろう??

とか、なんだか余計なところにまで思いを巡らせてしまったし…😅

とりあえず、パズルのピースに関しては、

『そんな大事なもの、持ち歩かずに家に置いておけ!!』と、愛に言いたくなってしまった場面だった(笑)


そんなモヤモヤした気持ちを払拭してくれたのは、やはり衛二くんだった。拾ったパズルのピースを樋口が愛に返してあげる場面の、

『俺ってホントに優しいよな』

『あ〜あ。俺って可哀想』

っていう樋口のセリフから、

『こんなにジャクソンのこと想ってるのに、なんでジャクソンは気付いてくれないんだよ』

という樋口の心の内が見えた気がして、そんな樋口の姿が切な可愛くて、キュンキュンしてしまった(笑)


そして、

『俺、副編集長にジャクソンの正体知られたくないなぁ』

『昔のジャクソンはもう取られたから、今のジャクソンまで取られたくなーい』

と、間髪入れずに畳み掛けてくる樋口の切な可愛いセリフ💕


なんかこの時の樋口の言葉の発し方って、語尾の言い方がちっちゃい子どもみたいでホント可愛かった☺️これは衛二くんだからこそ、成せる技なのか??ホント衛二くん、樋口役ハマってるなぁと実感する✨


そして、急にTHEイケメンなキリリとした表情に変わり、

ひざまずいて、

『結婚しよう💍』

と、愛にプロポーズを仕掛ける樋口。

2話でも思ったけど、僕的に、こういう露骨にカッコいい描写には、あまりキュンとしない。もちろん、カッコいいのは間違いないのだけど💡

それ以上に、前述のとおり、この場面からは、

"チェリまほの乱用感"

を感じてしまった😅


一瞬『えっ?❤️』という表情になった愛だけど、すぐさま爆笑。樋口みたいなキャラクターがこういうことをすると、すぐには本気にしてもらえないというか、基本『いつもの冗談ね』みたいに取られちゃうから、ここは樋口がキャラ的に損してる部分だよな〜と思った。そして、その後に樋口がふと見せる笑顔が切ない…。

その後、すぐに『いつもの樋口』に戻って、白馬に乗った王子様のマネをしてみせる描写とか、
樋口の切なさを助長してて、なんだか樋口を抱きしめたい気分になった(妄想再び降臨w)


そして『切ない』と言えば、宗介への想いが募るとともに『もう会えない』ということを宗介になかなか言い出せず、ひとりで悩む梨沙の姿も切なかった。最終的には、樋口に婚約者のフリをしてもらうという手に出たわけだけど、樋口から『嘘なんかついて(宗介を)傷付けることになんないの?』と聞かれ、『もしそうだとしても、その人(宗介)より傷付けたくない人がいるから』と答える梨沙。

自分の恋心以上に、愛を傷付けたくないと、愛のことを優先する梨沙の姿に、切なさと同時に、なんて良い子なんだろうと思わされた。第3話も、愛と梨沙の女の友情が熱いな〜と感じさせられた。

そして、愛(実際には梨沙)のもとへ向かう途中、事故現場に遭遇し、昔のようにパニックになる宗介。

この場面で、宗介がサイレンに怯えていたのは、母を事故で亡くしてしまった映像がフラッシュバックしてしまうからなんだと謎が解けた。そして、本当のことを宗介に告げぬまま、宗介を安心させようと健気に振る舞う愛の姿を見て、思わずウルッときてしまった🥲年のせいか、なんだか涙腺がゆるくなってる気がする(笑)


そんな愛の姿に、昔の光景を重ね合わせ、宗介が『愛…』と呟く。

ついに愛の正体に気付いたか?というところで、第3話は終了。

前回のオチからすると、きっと今回もまだ愛の正体に気付きはしないというオチなのかもしれないけれど、今回も次回が楽しみな終わり方でした💡


第3話は、樋口の登場シーンが多めな回だったので、衛ちゃんファンの僕としては、非常に有り難き回でした📺ただ、感想にも書いたように、樋口のキャラクターの裏側にある背景が、ものすごく気になり始めてるので、早い段階でそのあたりのヒントが欲しいな〜なんて思っちゃいました。


あと、ひとつだけ不満を言わせてもらいたいのが、

『樋口がなんで愛を好きになったのか?』

の描写が全くないので、そこにはずっと引っ掛かりがあります。


先日こんな記事をネットで見つけたのですが、

この記事の中で、

韓国版はストーリーが長い分、主人公や周りのキャラクターの背景も細かく描かれる。

と書かれていましたが、かのきれも日本版にするにあたり、話を凝縮してるんですよね。


だからその弊害というか、どうしても登場人物の細かい心情とか、なぜそういう気持ちに至ったのか?とかが、描き切れないのかもしれないなとも思いますが、樋口と宗介をハグさせてみたりとか、ああいうなくてもいいような描写に時間を割くくらいなら、物語に直結するような主要人物の恋心の部分とかは、もう少し丁寧に描いてほしいな〜と思ってしまいました💦まぁこの辺は賛否あるかと思いますが、あくまでも僕の個人的な意見ですので、悪しからずです…🙇


そんなわけで、以上、第3話の振り返りでした😜